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コブダイ コブダイSemicossyphus reticulatus

4件 の用語解説(コブダイの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コブダイ
コブダイ
Semicossyphus reticulatus

スズキ目ベラ科。全長 1mになる大型魚。雄は成長に伴って前頭部が著しく肥大し,大きな瘤状になる。若魚と成魚とでは斑紋が著しく異なる。成魚の体色は紫赤色。沿岸の岩礁に棲息する。磯釣りの対象魚。

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百科事典マイペディアの解説

コブダイ

ベラ科の魚。地方名モムシモブシ,モグチなど。全長1mに達し,日本沿岸で見られるベラ類中最大。赤紫色で雄は成長につれ額がこぶ状に突出する。以前雄をコブダイ,雌をカンダイと呼んだ。
→関連項目ベラ

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世界大百科事典 第2版の解説

コブダイ【Semicossyphus reticulatus】

スズキ目ベラ科の海産魚(イラスト)。全長1mに達し,日本本土沿岸に見られるベラ類の中では最大。茨城県および新潟県以南,朝鮮半島南部,東シナ海に分布するが,日本海沿岸に多い。雄は成長に伴ってだんだん額にこぶが突出し,老成魚では下あごも膨れる。こぶの実体は脂肪の塊で,頭骨の中央部がややへこんだところに乗っている。成魚は全身が一様にくすんだ赤紫色だが,幼魚はオレンジ色の体色で,体側中央部に白帯が眼の後ろから尾びれ基底まで通り,背びれ,しりびれ,尾びれに大きな黒斑があり,たいへん美しく,成魚とは似ても似つかない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コブダイ
こぶだい / 瘤鯛
cold porgy
[学]Semicossyphus reticulatus

硬骨魚綱スズキ目ベラ科に属する海水魚。カンダイともよばれる。太平洋側は茨城県、日本海側は新潟県以南の南日本、朝鮮半島南部、東シナ海に分布する。成魚は普通のベラらしくない体形で、体高が高く体幅も大きい。体と各ひれはほぼ一様に暗赤褐色である。雄は老成するにつれて額(ひたい)がこぶ状に著しく突出し、下あごも膨れる。全長1メートル。幼魚の体は細長く淡紅色で、体のほぼ中央を縦走する1条の白色帯がある。背びれと臀(しり)びれの軟条部と腹びれに大形の黒斑(こくはん)があり、尾びれも大部分が黒い。ベラ類では珍しく温帯の環境に適応した種類で、黒潮の影響が少ない日本海や瀬戸内海に多い。沿岸の岩礁にすみ、底生動物を主食にしているが、巻き貝類、甲殻類などの固い餌(えさ)を好み、成魚はサザエのようなじょうぶな貝もたやすく噛(か)み割って食べる。産卵期は春で、雄の追尾行動に続いて雌雄が円を描きながら海の表層へ舞い上がり、放卵放精する。肉は白身で、夏にはかなり美味である。[荒賀忠一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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