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コラン Collin, Raphaël

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コラン
Collin, Raphaël

[生]1850.6.17. パリ
[没]1916.10.12. ブリオンヌ
フランスの画家。美術学校で A.カバネルに師事。 1873年サロンに『眠り』を出品,2等賞を得る。外光主義的な描写を取入れた甘美でアカデミックな画風が特色。黒田清輝岡田三郎助などを通じて明治後期の日本の洋画界にも影響を及ぼした。

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百科事典マイペディアの解説

コラン

フランスの画家。パリに生まれ,同地の美術学校でカバネルに学び,1902年同校教授。アカデミックな作風に印象主義を取り入れた折衷的で穏健な画面を構成。門下に黒田清輝久米桂一郎岡田三郎助和田英作など,多くの日本人画家がいる。
→関連項目外光派中村不折山下新太郎

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世界大百科事典 第2版の解説

コラン【Raphaël Collin】

1850‐1916
フランスの画家。パリに生まれ,少年時代をロレーヌ地方ベルダンで過ごす。1869年パリに帰り,画家を志してブーグロー,ついでカバネルのアトリエに入り学ぶ。73年のサロン(官展)に《眠り》を出品して入選,画壇にデビューし,以後裸婦像,肖像の画家として知られた。84年サロン出品の《夏》は印象派的な外光描写をとりいれて好評を得,86年出品の《花月(フロレアル)》はリュクサンブール美術館に購入された。89年パリ万国博では大賞を受賞,ソルボンヌの壁画《晩夏》,オデオン座天井画(1891完成)を依頼された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コラン
こらん
Louis-Joseph-Raphal Collin
(1850―1917)

フランスの画家。パリに生まれ、同地の美術学校でウィリアム・ブーグローやカバネルに学ぶ。1873年以来サロンに出品し、98年にはその審査員となる。アカデミー・コラロッシで教え、また1902年母校の美術学校の教授となる。当時のアカデミックなリアリズムに印象派的な明るい色彩を加えた優雅で折衷的な画風であり、『ダフニスとクロエ』『牧歌』などが代表作。黒田清輝(せいき)、久米桂一郎(くめけいいちろう)、和田英作、岡田三郎助、山下新太郎らはいずれも彼に学んでおり、明治後半の洋画に与えた影響はきわめて大きい。[篠塚二三男]

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世界大百科事典内のコランの言及

【明治・大正時代美術】より

…またミュンヘンに留学してドイツ歴史画派のガブリエル・マックスに師事した原田直次郎は,確かな表現力によって次代を担うホープとして期待されたが,92年脊髄病に倒れて再び立たず(1899年37歳で夭折),彼に代わるように,93年黒田清輝がフランスから帰国する。 ブーグロー,カバネルのアカデミストにつき,バスティアン・ルパージュの外光描写をとり入れた折衷様式の画家R.コランが黒田の師であった。黒田は帰国後,久米桂一郎(1866‐1934)と天真道場を設立し,外光派の明るい写実主義の画風と,フランス・アカデミズムの基礎技術を伝え,96年にはようやく東京美術学校に増設された西洋画科の主任教授となる(助教授は岡田三郎助,藤島武二)。…

※「コラン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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