コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

コンドーム condom

翻訳|condom

百科事典マイペディアの解説

コンドーム

ルーデサック,スキンとも。陰茎にかぶせて,精液が腟(ちつ)内に入るのを防ぐ避妊用具。性病予防にも使用がすすめられている。材質は,以前はゴム,魚のうきぶくろなどを用いたが,最近は合成ゴムラテックスが使用される。
→関連項目オカモト[株]緊急避難避妊法性病避妊薬ラテックス

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

コンドーム【condom】

ラテックスゴム製の袋状の避妊器具。勃起した陰茎にかぶせ,射精された精液が腟内にはいるのを防ぐことで避妊する。日本で最も普及している避妊法で,製品も外国製より薄くじょうぶで優れている。16世紀ころにイタリアのG.ファロピオリネンで陰茎を覆って梅毒を防ぐことを考案したとされ,17世紀にイギリスのコンドンCondomという医者がこれをチャールズ2世のために作ったことから,この名が出たといわれる。古くは羊の盲腸や魚のうきぶくろなどが用いられた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

コンドーム【condom】

避妊あるいは性病予防のために、性交の際に陰茎にかぶせる薄いゴム製の袋。スキン。サック。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コンドーム
こんどーむ
condom英語
Kondomドイツ語

避妊や性病予防の目的で用いられる薄いゴム製の袋で、性交時陰茎にかぶせて使用する。わが国には優れた製品が出回っており、輸出もされている。厚さは0.02ミリメートルと薄くなっていて、先端より根元を細くしたり、早漏防止用に先端を厚くしたものや、滑り止めにざらついた輪状部分をつくったもの、着色やゼリー(避妊用ではない)付きのものなど、多種多様のものがある。使用時にはかならず挿入前につけること、先端の精液だめの空気を抜くこと、爪(つめ)などで傷つけないこと、また射精後も抜去するタイミングがたいせつで、精液が腟(ちつ)内に漏出しないように根元を抑えて速やかに抜去する。コンドームは避妊のほかにも、エイズやクラミジア尿道炎、トリコモナス腟炎やカンジダ腟炎などの性行為によって感染する性感染症(STD)の予防にも役だっている。
 なお、コンドームは16~17世紀ごろから使われた記録があるといわれ、梅毒予防の目的だった。リネン製のものやフィッシュスキンとよばれる動物の盲腸や膀胱(ぼうこう)、魚のうきぶくろを利用したもので、ラテックスゴム製のものは19世紀になって現れ、スキンとかサックとよばれた。名称の由来は、17世紀なかばごろイギリス王室の侍医コントンContonによるとも、ラテン語のCondus(容器の意)によるともいわれている。日本へは明治の初めに持ち込まれ、国産のゴムコンドームは1909年(明治42)ごろから発売された。おもに軍隊を通じて普及し、性病予防の目的で軍需品扱いを受け、マッチ箱様のケースに2個入った通称「衛生マッチ」が休暇外出のたびに手渡された。おもに陸軍では「突撃一番」、海軍では「鉄かぶと」とよばれた。[白井將文]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のコンドームの言及

【避妊】より

…さらに,19世紀から20世紀にかけては,先進諸国は帝国主義時代を迎え,各国で〈富国強兵〉策をとったため,出産が奨励され,やはり避妊は禁止された。日本でも同様で,コンドームのみが性病予防器具として販売された。避妊法の指導普及が各国で許可されるようになったのは,第2次大戦以後のことである。…

※「コンドーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

コンドームの関連キーワード腟トリコモナス症(トリコモナス腟炎)ミチャイ・ヴィラヴァイディア帯下(こしけ/おりもの)リチャード ブランソンルチアーノ ベネトン県少年保護育成条例エイズ(AIDS)ラテックス浸漬製品ジカウイルス感染症心因性インポテンツgom sack東電OL殺害事件HIVの予防法カツオノエボシ不二ラテックスオカモト[株]フレンチレター子宮頸部異形成相模ゴム工業ルーデサック

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

コンドームの関連情報