サイドワインダー(英語表記)Sidewinder

翻訳|sidewinder

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サイドワインダー
Sidewinder

戦闘機などに装備されている西側世界の代表的AAM (空対空ミサイル) 。 AIM-9L型で射程約 10~18km,速度マッハ 2.5,直径 12.7cm,全長 2.9m,発射重量 86.1kg,推進方式は固体ロケット。赤外線ホーミングで,相手機のジェット噴射など,熱源を追いかけて命中するので,ガラガラヘビ sidewinderの名がつけられた。初期のものは目標機の後方から発射して命中させていたが,最新型の AIM-9型は前方から発射しても命中する全方位攻撃能力を有する。 AIM-9型には初期の AIM-9A型から最新の AIM-9M型まである。

サイドワインダー
Crotalus cerastes; sidewinder

トカゲ目クサリヘビ科。体長 50~70cm。小型のガラガラヘビで,眼の上の鱗が角状に変化して特異な顔になっている。褐色の体に暗色斑紋をもつが,色彩には変異が多い。くずれやすい砂の上を移動するときに,体を螺旋状に巻いて斜め前方へ進むので,あとに不連続な平行の痕跡が残る。「横にうねるもの」という意味の名称は,この習性に基づいている。卵胎生。北アメリカ南西部の乾燥地帯にすむ。

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デジタル大辞泉の解説

サイドワインダー(sidewinder)

クサリヘビ科のヘビ。全長50~80センチ、背面に暗色の縞模様があり、目の上に角状の突起を、尾端発音器をもつ。北米南西部の砂漠にすみ、体をS字状にくねらせて横に進む性質がある。よこばいがらがらへび。

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世界大百科事典 第2版の解説

サイドワインダー【sidewinder】

横ばい運動をすることで知られるクサリヘビ科マムシ亜科の毒ヘビ(イラスト)。別名ヨコバイガラガラヘビ。全長50~80cm。アメリカ合衆国南西部~メキシコ北西部の半砂漠地帯に分布。植物がまばらに生えた砂漠に生息し,気温が上昇する日中はブッシュの下で砂中に潜り,眼だけ出している。眼の上には眼上板が変形した角状突起があって,眼が砂をかぶらないようにできている。滑りやすい砂地での移動は,体をS字状に曲げて横方向に進む特有の〈横ばい運動〉による。

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大辞林 第三版の解説

サイドワインダー【sidewinder】

ヘビの一種。全長45~75センチメートル。有毒。淡黄褐色の地に濃褐色の斑紋があり、目の上に角状突起があり、鼻孔と目との間には赤外線を感知する器官がある。尾端に発音器官がある。体を S 字状にくねらせ、斜め前方へ進む。北アメリカ南西部の乾燥地帯にすむ。ヨコバイガラガラヘビ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サイドワインダー
さいどわいんだー
sidewinder
[学]Crotalus cerastes

爬虫(はちゅう)綱有鱗(ゆうりん)目クサリヘビ科のヘビ。横ばい運動で知られるマムシ亜科の毒ヘビで、別名をヨコバイガラガラヘビという。アメリカ合衆国南西部、メキシコ北西部に分布する。全長50~80センチメートルで、ガラガラヘビ属としては小形。体背面は灰褐色または黄褐色で、背中線上に暗褐色の横縞(よこじま)模様が並ぶ。頭部は三角形で、目の上に眼上板(鱗板の一種)の変形した角(つの)状突起があり、尾端にはガラガラヘビ特有の発音器官をもつ。植物がまばらに生えた半砂漠地帯の砂地に生息し、ネズミ・トカゲ類などを食べる。気温の高い日中は低木の茂みの陰で砂の中に潜り、目だけ出している。目の上の突起は、目が砂をかぶらないために役だっている。滑りやすい砂地での移動は、体をS字状に曲げて横に進むという、本種特有の「横ばい運動」による。これはつねに体の2か所を地面につけ、この接地点をずらしていく方法で、図説しにくい複雑な運動となっている。砂地を移動する接地点の軌跡は平行した線模様となって残る。[松井孝爾]

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