サツキ(皐月)(読み)サツキ

百科事典マイペディア 「サツキ(皐月)」の意味・わかりやすい解説

サツキ(皐月)【サツキ】

関東以西の川岸の岩上に自生するツツジ科の半常緑低木。高さ1m以内。古くから園芸化されて品種が多く,盆栽庭木として栽培されている。開花は5〜7月,花色は深紅〜白,咲き分け,絞り等があり,八重咲種もある。ツツジとの違いは,花期が遅く,葉が細く鋭頭おしべが5本で葯(やく)が暗紫色な点。普通はさし木でふやし,品種改良には実生(みしょう)を行う。陰暦の5月(さつき)に咲くのでこの名がある。
→関連項目ツツジ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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