デジタル大辞泉
「サブ」の意味・読み・例文・類語
サブ(sub)
1 《substituteの略》補欠。補充員。控え選手。
2 多く複合語の形で用い、下位の、補助の、副の、の意を表す。「サブタイトル」「サブリーダー」「サブザック」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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さ・ぶ
- 〘 接尾語 〙 ( 上二段型活用 ) 「山、神、うまびと、おきな、をとめ」等の名詞に付いて、そのものらしくふるまう、いかにもそのものらしい姿にあるの意を表わす。
- [初出の実例]「み薦(こも)刈る信濃の真弓吾が引かばうま人佐備(サビ)ていなと言はむかも」(出典:万葉集(8C後)二・九六)
- 「翁さび人なとがめそ狩衣けふばかりとぞ鶴(たづ)も鳴くなる」(出典:伊勢物語(10C前)一一四)
さぶの補助注記
「ぶ」は「都ぶ・おとなぶ・おきなぶ」のような、「らしくなる」意の「ぶ」と、「さ」は状態を表わす「かなしさ・たのしさ・さやけさ・はるけさ」等の「さ」と関係があろう。
サブ
- [ 1 ] 〘 造語要素 〙 ( [英語] sub- ) 補助的、正に対する副などの意を添える。「サブザック」「サブタイトル」「サブノート」など。
- [ 2 ] 〘 名詞 〙 補欠。また[ 一 ]のつくる名詞の略。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕
- [初出の実例]「KOの二番の柴山、補欠(サブ)の河堀とも一緒になって、デッキを降り」(出典:オリンポスの果実(1940)〈田中英光〉四)
さ・ぶ
- 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 しなやかで美しくふるまう。奥ゆかしくふるまう。
- [初出の実例]「時に彼の妻紅の襴染(すそぞめ)の裳〈今の桃花(つき)の裳ぞ〉を著て窈窕(サビ)、裳襴(もすそ)を引きて逝く。〈興福寺本訓釈 窈窕 上音要反 下音調反 二合佐備〉」(出典:日本霊異記(810‐824)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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さぶ〔小説〕
山本周五郎の長編小説。1963年刊行。野村孝監督・小林旭主演の映画「無頼無法の徒 さぶ」(1964)、三池崇史監督、藤原竜也・妻夫木聡主演の映画「SABU さぶ」(2002)の原作。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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