サボー(英語表記)Szabó Dezsö

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サボー
Szabó Dezsö

[生]1879.6.10. コロジュワール
[没]1945.1.5. ブダペスト
ハンガリーの小説家,評論家。下層貴族の出身。言語学者を志望したが,パリ留学ののち教師になり,反ユダヤ主義者として評論活動を始めた。それが原因でナジワーラドに転勤になり,その地でハンガリーの新しい詩に触れ,雑誌『西洋』に評論,小説を発表するようになった。ハンガリー作家協会をつくり,会長もつとめた。代表作は小説『流された村』 Elsodort falu (1919) 。

サボー
Szabó Istvan Nagytádi

[生]1863
[没]1924
ハンガリーの政治家,農民の指導者。富農出身。両世界大戦間におけるハンガリーの最有力政党,小地主党の創立者。 1919年独立政府の無任所相,経済相,ソビエト共和国の崩壊後,農業相を歴任。 20年農地改革を実施したが,ほとんど効果をあげることができなかった。 22年小地主党をキリスト教国民統一党に合流させ,反革命政府の大衆的基盤とした。

サボー
Szabó Magda

[生]1917.10.5. デブレツェン
ハンガリーの女流小説家,詩人。 1959年まで小学校教師として働きながら,詩を発表していたが,『フレスコ』 Freskó (1958) ,『子鹿』 Az öz (59) などにより小説家としての文名を確立。その後も多くの作品を発表し,すぐれた心理描写と内的モノローグを駆使したスタイルにより,国の内外で人気を得ている。『ジョーフィカに伝えておくれ』 Mondják meg Zsófikának (58) など,児童文学作品も多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

サボー【Szabó Ervin】

1877‐1918
ハンガリーマルクス主義思想家。大学で法律を学び,1904年からブダペスト市立図書館司書,11年から死まで同館長。22歳から社会民主党に入り左派の立場から指導部を批判。やがて離党してサンディカリスト・グループをつくる。マルクス,エンゲルスの著作の翻訳と解説を行い,その1848年革命論を批判,第1次大戦前のハンガリー思想界の指導者の一人となる。1903年から《20世紀》紙に寄稿。08年にできた〈ガリレオ・サークル〉とも密接な関係をもつ。

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