ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バビッチ」の意味・わかりやすい解説
バビッチ
Babits Mihály
[没]1941.8.4. ブダペスト
ハンガリーの詩人,小説家,評論家。象徴派の詩人として出発,雑誌『西洋』を主宰して芸術派の先頭に立った。ニーチェ,ベルグソンらの影響を受け,主知的な深い思想性が作品にみられる。詩集『叙唱部』 Recitativ (1916) ,『ヨナ書』 Jónás könyve (37~38) ,小説『死の息子たち』 Halál fiai (27) のほか,『ヨーロッパ文学史』 Az európai irodalom története (34) や,ダンテの『神曲』のすぐれた翻訳がある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報