デジタル大辞泉
「サルト」の意味・読み・例文・類語
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サルト
(Andrea del Sarto
アンドレア=デル━) イタリアルネサンス盛期の画家。本名アンドレア=ダーニョロ。サルト(仕立屋)は通称。
フィレンツェ生まれ。
代表作「
マリアの誕生」「アルピエの聖母」。(
一四八六‐一五三一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
サルト
Al-Salṭ
ヨルダン中西部にある町。Saltあるいは Es-Saltと表記する。ヨルダンの首都アンマンからエルサレムに通じる旧街道上に位置する,標高約 790~840mのバルカ高原の二つの丘の上にあり,一方の丘には 13世紀の要塞跡がある。ビザンチン帝国時代はサルトゥス Saltusと呼ばれ,司教座が置かれていた。その後,モンゴル軍の侵入にあって破壊され,マムルーク朝のスルタン,バイバルス(在位 1260~77)によって再建された。オスマン帝国支配下の最後の 60年間である 1860~1920年代に最盛期を迎え,市街地には土地の伝統とヨーロッパの文化が融合した歴史的建造物が残る。2021年世界遺産の文化遺産に登録。農産物の集散地で,干ぶどう用のブドウやオリーブ,穀物,皮なめし用のウルシも栽培される。1966年に製薬工場がつくられた。人口 8万8900(2011推計)。
サルト
Salto
ウルグアイ北西部,サルト県の県都。首都モンテビデオの北北西約 400km,アルゼンチンとの国境をなすウルグアイ川にのぞむ河港都市で,同川をはさんでコンコルディアと相対する。皮革の集散・積出基地として建設され,ウルグアイ独立後次第に発展。現在同国第2の都市で,ウルグアイ川水運の終点となっている港は,同国北西部およびブラジル南端部リオグランデドスル州の積出港としてにぎわう。食肉加工,製粉,化学製品などの工業があり,特に周辺に産するブドウ,オレンジなどを原料としたワインその他の飲料の生産で知られる。北郊のプエブロヌエボには大規模な造船所がある。水運のほか陸上交通の要地でもあり,首都をはじめとする主要都市と鉄道,道路で連絡。コンコルディアと鉄道で結ばれる。人口8万 787 (1985) 。
サルト
Sarto, Andrea del
[生]1486.7.14. フィレンツェ
[没]1530.9.29. フィレンツェ
イタリアの画家。 1518~19年フランソア1世の招きでフランスに滞在したほかは生涯フィレンツェで活動。ラファエロおよびミケランジェロがローマで活躍していた当時,フラ・バルトロメオとともにフィレンツェで盛期ルネサンスの最も重要な画家として活躍。主として壁画や祭壇画を制作。鋭敏な色彩感覚,統一的構成,精妙な明暗表現を特徴とする。作品はフィレンツェのアヌンツィアータ聖堂の壁画『聖母の誕生』 (1514頃) および『アルピエのマドンナ』 (17,ウフィツィ美術館) やキオストロ・デロ・スカルツォ修院の『洗者ヨハネの生涯』 (11~26) など。
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サルト
Salto
ウルグアイ北西部にある同名州の州都。人口9万9072(2004)で,国内第2位。サルト州は,アルティガス,リベラ,パイサンドゥ,ウルグアイの4河川に囲まれた全国屈指の牧畜・農業地帯で,ウルグアイ川に面したサルト市はその集散地として知られ,また国内第2の輸出港でもある。食肉加工業をはじめ工業も若干ながら存在し,市の東部に当たる地域ではトパーズや紫水晶を産出する。
執筆者:松下 洋
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
サルト
ウルグアイ北西部,ウルグアイ川に臨む河港都市。周辺は同国屈指の牧畜農業地帯でその集散地。対岸のアルゼンチンのコンコルディアへ舟運があり,バスでサルト・ダムを渡って行くこともできる。1756年(1817年とも)創設。10万4011人(2011)。
サルト
中央アジアのオアシス都市定住民をさす歴史的な呼称。Sartは隊商の意を語源とし,この地域のトルコ系あるいはイラン系の商人を指すことが多い。
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