サルト(英語表記)Salto

デジタル大辞泉 「サルト」の意味・読み・例文・類語

サルト(Salt)

ヨルダン北西部の都市周辺は肥沃な農業地帯として知られる。オスマン帝国時代末期に栄え、当時の石造りの街並みが今も残る。2021年、「サルト ― 寛容と都会的ホスピタリティ場所」の名称世界遺産文化遺産)に登録

サルト(Andrea del Sarto)

[1486~1531]イタリア盛期ルネサンスの画家。フィレンツェ派色彩感覚と人物の心理描写にすぐれ、壁画肖像画を多く制作。

サルト(Salto)

ウルグアイ北西部の都市。サルト州の州都。同国第二の規模をもつ。ウルグアイ川沿いに位置し、河港がある。対岸のアルゼンチン側の都市コンコルディアとサルト大橋で結ばれる。水路のほか鉄道・幹線道路が通る交通要地で、周辺では農業・牧畜業が盛ん。

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精選版 日本国語大辞典 「サルト」の意味・読み・例文・類語

サルト

  1. ( Andrea del Sarto アンドレア=デル━ ) イタリアルネサンス盛期の画家。本名アンドレア=ダーニョロ。サルト(仕立屋)は通称フィレンツェ生まれ。代表作マリア誕生」「アルピエの聖母」。(一四八六‐一五三一

サルト

  1. 〘 名詞 〙 ( [モンゴル語] sartaul から ) 中央アジア、トルキスタン地域の住民。特に、イラン系言語を使うタジク人。もとは一二、三世紀にモンゴル人がイラン系の商人を呼んだ名称。サルターウル。サルト人。

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改訂新版 世界大百科事典 「サルト」の意味・わかりやすい解説

サルト
Salto

ウルグアイ北西部にある同名州の州都。人口9万9072(2004)で,国内第2位。サルト州は,アルティガス,リベラ,パイサンドゥ,ウルグアイの4河川に囲まれた全国屈指の牧畜・農業地帯で,ウルグアイ川に面したサルト市はその集散地として知られ,また国内第2の輸出港でもある。食肉加工業をはじめ工業も若干ながら存在し,市の東部に当たる地域ではトパーズや紫水晶を産出する。
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百科事典マイペディア 「サルト」の意味・わかりやすい解説

サルト

ウルグアイ北西部,ウルグアイ川に臨む河港都市。周辺は同国屈指の牧畜農業地帯でその集散地。対岸のアルゼンチンのコンコルディアへ舟運があり,バスでサルト・ダムを渡って行くこともできる。1756年(1817年とも)創設。10万4011人(2011)。

サルト

中央アジアのオアシス都市定住民をさす歴史的な呼称。Sartは隊商の意を語源とし,この地域のトルコ系あるいはイラン系の商人を指すことが多い。

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