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シタキソウ シタキソウStephanotis japonica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シタキソウ
Stephanotis japonica

ガガイモ科の常緑つる性木質の多年草。日本特産で関東地方南部以西の本州,四国および九州の海岸地方の林下に生える。若い茎や葉には淡褐色の軟毛が密生し,茎や葉を切ると白い乳液が出る。長さ6~10cmの卵状楕円形の葉が対生する。葉の基部は深い心臓形をなして 2cmほどの柄につながる。初夏に,葉腋集散花序をなして大型の白色花を2~5個ずつつける。花冠の下半部は細い筒をなし,上部は5片に分れて星形に平開する。

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世界大百科事典 第2版の解説

シタキソウ【Stephanotis japonica Makino】

関東以西の暖地海岸林に生えるガガイモ科の落葉つる植物。葉は光沢のある濃緑色,多肉質の楕円形で長さ6~12cm,短い葉柄を有し対生する。花は初夏,白色で数花を散状につけ,芳香がある。マダガスカルシタキソウS.floribunda Brongn.は常緑つる性草本で,基部は木質化する。マダガスカルの原産で,英名がMadagascar jasmineであるために,一般にはマダガスカルジャスミンと呼ばれる。白色の筒状花が,ジャスミンの仲間に似て芳香があるのでこう呼ばれるのであろうが,ジャスミンの仲間ではない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シタキソウ
したきそう / 舌切草
[学]Stephanotis japonica Makino

ガガイモ科の常緑で木質のつる草。葉は対生し、卵形から卵状楕円(だえん)形で、基部は心臓形となる。6月、葉腋(ようえき)に香りのある白色花を開く。花冠は高坏(たかつき)形で深く5裂し、基部は筒状となる。海岸の照葉林内に生え、関東地方以西の本州から九州に分布。名は舌切草(したきりそう)を省略したものという。シタキソウ属は、茎はつる性で葉は革質、花冠は高坏形で筒部が長い。世界に約15種、日本に2種分布。[高橋秀男]

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