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シナイ Sinai

翻訳|Sinai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シナイ
Sinai

旧約聖書のモーセ五書 (初めの5巻) に出てくる聖なる山の名前。モーセはこの山のふもとで,燃える柴のなかに神の声を聞き,イスラエルの民をエジプトから救い出すよう命じられた (出エジプト記3章) 。神の命令に従い,民を率いてカナンに向う途中,この山のふもとに宿営し,神と民との契約 (十戒など) の仲立ちとして山に登り,神がモーセに語ったことを民に伝達するためにいったん山を下り,契約の儀式を終えてから再び山に登ってそこに 40日間とどまった (同 19~34章) 。資料によってはホレブの山とも呼ばれ,その位置については今日多くの議論がなされているが,一般には紅海に突出したシナイ半島の先端の高い山岳群のなかの一つと考えられている。

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世界大百科事典 第2版の解説

シナイ【Sinai】

アジア大陸とアフリカ大陸の境界にある三角形の半島。北は地中海に面し,東はアカバ湾,西はスエズ運河およびスエズ湾に囲まれている。アラビア語ではシーナーSīnā’。半島の大部分は砂漠地帯で,南部はカティリーナKatirīna山(2637m)を中心とする花コウ岩の山地である。人口は地中海沿岸地方やスエズ運河東岸に集中しており,内陸部や南部の砂漠地帯には,サワリハ族やテラビン族といった遊牧民族が住んでいる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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