シャルロッテンブルク宮殿(読み)シャルロッテンブルクきゅうでん

世界の観光地名がわかる事典の解説

シャルロッテンブルクきゅうでん【シャルロッテンブルク宮殿】

ドイツの首都ベルリン(Berlin)にあるバロック様式宮殿カイザーヴィルヘルム記念教会の北西3kmの場所にある。プロイセン王国フリードリヒ1世が、国王即位前の選帝侯だった1699年に、ゾフィー・シャルロッテのために建てた夏の離宮である。その後、増築を重ねながら、最終的には1790年に完成したことから、さまざまな様式が混在した、ベルリンで最も規模の大きな宮殿となった。第二次世界大戦中の1943年、空襲により大被害を受けたが、その後修復された。宮殿内部の「陶器の間」やフリードリヒ1世と王妃シャルロッテの部屋、宮殿の外の庭園、陶器博物館となっている「ベルベデーレ」(Belvedere)、フリードリヒ3世の離宮の「シンケルパビリオン」(Schinkel-Pavillion)、皇族の霊廟(れいびょう)など見どころが多い。これらを見学できるガイドツアーが用意されている。◇当初「リーツェンブルク宮殿」(Schloss Lietzenburg)と名づけられたが、ゾフィー王妃の死後シャルロッテンブルク宮殿と改名された。

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デジタル大辞泉の解説

シャルロッテンブルク‐きゅうでん【シャルロッテンブルク宮殿】

Schloß Charlottenburg》ドイツの首都、ベルリンにある宮殿。ブランデンブルク選帝侯で、後の初代プロイセン王フリードリヒ1世が、妃のゾフィー=シャルロッテのために夏の離宮として建造。1695年から1790年にかけて、何度か増改築がなされ、現在の姿になった。1943年のベルリン大空襲により大きな被害を受けたが、戦後に修復された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シャルロッテンブルク宮殿
しゃるろってんぶるくきゅうでん
Schloss Charlottenburg ドイツ語

ベルリンにある宮殿。1695年にブランデンブルク選帝侯フリードリヒ(のちに初代プロイセン王)が、妃シャルロットのために建てた離宮が起源である。その後フリードリヒ大王などが増改築をし、今日のように長さ約500メートルに及ぶ長大な宮殿になった。どっしりした樫(かし)材を使った内装や、多数の陶磁器を壁にはめ込んだ部屋などが興味深い。この宮殿を含む、ポツダムとベルリンの宮殿と公園は世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。宮殿の西翼に先史博物館、東翼に工芸博物館、道を隔てた別館に古代博物館と、ネフェルティティの胸像で名高いエジプト博物館がある。

[紅山雪夫]

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