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ショック療法 ショックりょうほうshock therapy; shock treatment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ショック療法
ショックりょうほう
shock therapy; shock treatment

精神病の治療法の一つ。生体になんらかのショックを与えて治療をはかる。古くは水中に投げ入れる,滝に打たせるなどの方法がとられたが,1933年にインスリンにより低血糖,さらに昏睡状態に陥らせるインスリンショック療法が始められた。 39年には頭部に通電する電気ショック療法も始められ,50年代に精神病治療薬が開発されるまでは最も有効な治療法であった。

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デジタル大辞泉の解説

ショック‐りょうほう〔‐レウハフ〕【ショック療法】

shock therapy
精神障害の治療法の一種。統合失調症や鬱病(うつびょう)の患者に対し、ある種の衝撃ないし身体的ストレスを与えることによって症状の緩解をはかる方法。現在では使用頻度は減少しつつある。
(比喩的に)無気力な、沈滞した状況にある人に強い刺激を与えて奮起させ、活力を取り戻させる方策をいう。「残業禁止というショック療法で能率向上を図る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

ショックりょうほう【ショック療法 shock therapy】

生体に強い衝撃(ショック)を与えることにより精神病の症状を改善しようとする治療手段。古くは滝に打たれることや冷水につけることも行われた。19世紀には灌水療法といって鉄製の籠の中に患者を入れて頭から冷水をかけることも行われた。1933年にザーケルM.J.Sakelによってインシュリン・ショック療法が創始された。インシュリンを皮下または筋肉内に注射し,低血糖昏睡を生じさせることを反復すると,精神分裂病の症状が改善されることが明らかにされ,精神病の身体的治療法として画期的なものとされた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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