シラキュース(その他表記)Syracuse

翻訳|Syracuse

デジタル大辞泉 「シラキュース」の意味・読み・例文・類語

シラキュース(Syracuse)

米国ニューヨーク州中央部の都市。オナンドーガ湖南岸に位置する。1825年のエリー運河開通により発展。19世紀初頭より製塩業が行われた。文教都市としても知られ、シラキュース大学、エバーソン美術館などが所在する。

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改訂新版 世界大百科事典 「シラキュース」の意味・わかりやすい解説

シラキュース
Syracuse

アメリカ合衆国ニューヨーク州中央部の商工業都市。人口14万1683(2005)。オノンドーガ湖とバージ運河に面している。1654年に塩泉が発見されて以来南北戦争まで製塩業が町の主要工業であった。1825年のエリー運河の開通と30年代の鉄道の開通によって工業が発展した。電気・電子機器,空調機,自動車部品,化学薬品製紙陶器ソーダ灰などが主要工業製品である。18世紀末に定住集落が形成され,1848年に市制施行。シラキュース大学の所在地。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シラキュース」の意味・わかりやすい解説

シラキュース
しらきゅーす
Syracuse

アメリカ合衆国、ニューヨーク州中部オナンドーガ湖岸の都市。人口14万7306(2000)。周辺地域の商工業の中心をなし、輸入港交通要衝としても重要である。電気製品、電子機器、自動車、および航空機部品などの製造が盛んで、化学工業印刷・出版業も中心工業の一つである。1786年に白人による本格的な交易所が設立された。その3年後には製塩業がおこり、「合衆国で使用される塩はシラキュースから」といわれるほど隆盛を極めたが、南北戦争後衰退した。1825年のエリー運河の開通とその後の鉄道の開通が、急速な都市発展に大きな影響を及ぼした。同市はまた大学都市でもあり、中国研究で知られるシラキュース大学がその中心をなす。

[作野和世]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シラキュース」の意味・わかりやすい解説

シラキュース
Syracuse

アメリカ合衆国,ニューヨーク州中部にある都市。地名は地中海シチリア島にあった古代ギリシアの都市シラクーザに由来。 16世紀にインディアンイロコイ連盟の首都であったが,1786年 E.ウェブスターにより入植が始り,1825年エリー運河の開通により発展した。 19世紀初めから製塩が行われ,70年まで国内消費量の大半を供給していた。現在は化学工業,ジェットエンジン,新聞用紙,陶器などの諸工業が盛ん。また州中部地域の卸売業の中心地,交通の要衝でもある。シラキュース大学 (1870創立) など,その他の大学,エバーソン美術館などがあり,学術都市として有名。人口 14万5170(2010)。

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百科事典マイペディア 「シラキュース」の意味・わかりやすい解説

シラキュース

米国,ニューヨーク州中央部の商工業都市。オノンダガ湖南岸に位置する。1786年に交易所として建設され,1825年のエリー運河の開通後に急速に発展した。交通の要地。製油・化学・製鉄・電機・自動車工業が盛ん。ゼネラル・エレクトリックゼネラル・モーターズの工場がある。シラキュース大学(1870年創立)がある。14万5170人(2010)。

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