コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ジネズミ ジネズミCrocidura dsinezumi; white-toothed shrew

3件 の用語解説(ジネズミの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジネズミ
ジネズミ
Crocidura dsinezumi; white-toothed shrew

食虫目トガリネズミ科。体長 7cm,尾長 4cm内外の小型種で,日本固有種。トガリネズミに似るが,尾は細長く,毛が多い。歯もトガリネズミのように赤く染まらず,白い。冬毛は茶褐色,夏毛は暗褐色。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

ジネズミ

食虫目トガリネズミ科の哺乳(ほにゅう)類。体長6〜8cm。尾は4〜5cm。吻(ふん)端がとがり,体毛は短くビロード状で赤褐色〜暗褐色。北海道中央部〜九州,韓国の済州島に分布し,全国の平地〜低山の森林・草原にすみ,夜間活動して昆虫,クモ,ミミズなどを食べる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジネズミ
じねずみ / 地鼠
white-toothed shrew

広義には哺乳(ほにゅう)綱食虫目トガリネズミ科ジネズミ属に含まれる動物の総称で、狭義にはそのうちの1種をさす。この属Crociduraの仲間は、アフリカに76種、ユーラシア南部と南アジアに42種が知られ、寒冷地に多いトガリネズミ類とは異なり、温帯から熱帯において進化した動物である。頭胴長14センチメートル以下、尾長9センチメートル以下のトガリネズミに似た動物であるが、耳介は毛の外に突出し、尾は基部が太く、先細りとなり、短毛のほかに少数の長毛がまばらに生える点で異なる。歯の先端もトガリネズミのように赤染せず白色。歯式は

で合計28本。昼夜を問わず活動し、活動と休止の短い周期を繰り返す。各個体は縄張り(テリトリー)をもつといわれ、寿命は1年余で、シロハラジネズミC. leucodonでは飼育下で41.5か月生きた記録がある。昆虫、クモ、ミミズなどの小動物を食べる。1産1~6子が普通である。
 狭義のジネズミC. dsinezumiは日本特産に近く、ほぼ日本列島全域に分布し、国外では済州(さいしゅう)島に分布する。頭胴長6~8センチメートル、尾長4~5.5センチメートル。低地から低山帯の水辺、草地、低木林などにすみ、日本の西部や南部では比較的生息数が多く、北海道では非常に少ない。おもに春に繁殖するが秋にも一部が繁殖する。本種は南方で大形化する傾向があり、奄美(あまみ)大島にすむ大形のオリイジネズミC. oriiは本種の亜種とする説もある。この属の日本産種としてはほかに、奄美大島、徳之島、伊江島にワタセジネズミC. horsfieldi、対馬(つしま)には大陸系のコジネズミの亜種チョウセンコジネズミC. suaveolens shantungensisがある。[阿部 永]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

ジネズミの関連キーワードロドヒポクシスレミングアル・カッサムカッサム地球温暖化クマゼミアオジアカウニアコヤガイアダン

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone