ジュース(英語表記)Suess, Eduard

  • Eduard Suess
  • deuce
  • juice

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

[生]1831.8.20. ロンドン
[没]1914.4.26. ウィーン
オーストリアの地質学者,古生物学者。商人の家に生れ,プラハ,ウィーン両大学で古生物学,地質学を学ぶ。ウィーン帝室博物館助手 (1852) を経て,ウィーン大学地質学教授 (57~1901) 。下院議員 (1869) 。古生物の研究から,構造地質学に移り,1875年アルプス山脈の形成に関して地球収縮説に基づいて,収縮に伴う横圧力による褶曲山脈成因論を提唱。また古代の大陸すなわちゴンドワナ大陸の存在の仮定海洋の変動,マグマの上昇などに関する大規模な理論を展開,特に主著『地球の表面』 Antlitz der Erde (83~88) におけるテチス海提唱は有名。日本の地質構造,成因も考察しており,日本の地質学に与えた影響は大きい。
果実をしぼった液汁JAS果汁規格によれば,天然果含有率 100%のものだけをジュースと表示し,50%以上を果汁飲料,10~50%のものを果汁入り清涼飲料と呼ぶ。

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デジタル大辞泉の解説

《「デュース」とも》テニス卓球バレーボールなどで、ゲームやセットに勝つために必要な得点より1ポイント少なくて双方同点の状態。一方が2ポイント連取すれば勝敗が決まる。
果物や野菜絞り汁。果汁。また、それを薄めて砂糖などを加えた清涼飲料水食品の表示基準では果汁100パーセントのものをいう。

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百科事典マイペディアの解説

果実や野菜をしぼった液で,飲料とするほか,菓子や料理材料とする。果実としてはオレンジ,リンゴブドウイチゴパイナップルなど,野菜ではトマト,ニンジンなどで,キャベツ,パセリなど青野菜のものはグリーンジュース(青汁)と呼ばれて高血圧,便秘,胃潰瘍(かいよう)などに効があるとされる。ジューサーミキサーなどを用いて作る生ジュースと,甘味,香味,ビタミンC炭酸などを加え,びんや缶に詰め殺菌した市販のジュースがある。日本では1951年朝日麦酒が〈バヤリースオレンジ〉を発売したのを皮切りに様々な製品が作られ,薄めて飲む濃縮ジュースコンク)や,水に溶かして飲む粉末ジュース,天然果汁を全く含まぬ合成品なども現れた。現在では天然果汁のみをジュースと呼称することになっており,JAS(日本農林規格)では果汁含有量50%以上のものを〈果汁飲料〉,10〜50%のものを〈果汁入り清涼飲料〉,果汁に乳製品などを加えたものを〈混合果実飲料〉などと分類している。
オーストリアの地質学者。ロンドン生れ。ウィーン大学教授。1875年の論文《アルプスの起源》で,地球の温度が低下するにつれて収縮が起こり,地殻に横圧力が生じ,それによって褶曲(しゅうきょく)山脈が生じると主張(収縮説)。3巻の大著《地球の顔》では,それを発展させて全世界的な規模での地質構造論を展開。ウィーン学士院院長,オーストリア下院議員を務め,万国地質学会議の創設に重要な役割を果たした。
→関連項目シアル

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世界大百科事典 第2版の解説

果実や野菜のしぼり汁,およびそれを加工した飲料。日本では1894年ごろ和歌山県でミカン搾汁を〈蜜柑水(みかんすい)〉と称して売り出したのが企業生産のはじめとされ,その後も散発的にこの種の果汁飲料が製造発売されたが,製品に欠点があり,広く普及するには至らなかった。1938年,アメリカでフランク・バヤリーが真空缶を用いる瞬間殺菌法を開発し,それまで行われていた加熱殺菌による変色やビタミンCの破壊などを防止しうるようになって,ジュースの工業生産は本格化した。
1831‐1914
オーストリアの地質学者。スエスとも読まれる。商人の子としてロンドンに生まれ,幼時家族とともにウィーンに帰る。英才教育うけ,若くしてギムナジウムに入る。1848年17歳のとき革命運動に参加する。次いでプラハ大学で地質学・古生物学を学ぶ。ウィーンに戻り,52年に王宮博物館の助手,57年ウィーン大学の地質学員外教授,次いで同大学正教授(1857‐1901)となった。67年ウィーン学士会員,69年ニーダーエスタライヒ州の州議会議員,73年には下院の国会議員となる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (deuce) テニス、バレーボール、卓球などで、あと一点得点すればそのセットあるいはゲームがきまるとき、双方が同点になること。その後はどちらかの一方が続けて二度得点すれば勝ちとなる。〔外来語辞典(1914)〕
〘名〙 (juice)
① 果物や野菜のしぼり汁。また、それを加工した飲み物。
※斜陽(1947)〈太宰治〉五「お蜜柑のジュースも、口が荒れて、しみて、飲めない」
② 肉汁。また、調理の過程で出る、肉・野菜類などから出る汁の混ざったもの。
※食道楽‐冬(1904)〈村井弦斎〉三五三「五分間毎(ごと)に抽出(ひきだ)してテンパンの中のジュースを肉の上へかけなければなりません」

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世界大百科事典内のジュースの言及

【温泉】より

…この分離された水が処女水である。チェコスロバキアの有名な温泉カルロビ・バリ(旧名カールスバート)温泉の起源について,オーストリアの地質学者E.ジュースは処女水説を主張した(1902)。この地域の降水量に対してカルロビ・バリ温泉の湧出量が著しく多いこと,温泉に含まれる炭酸物質や塩化ナトリウムなどの起源は地下深所のマグマに求めるべきであるというのが理由である。…

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