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ススキ ススキ Miscanthus sinensis; eulalia

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ススキ
ススキ
Miscanthus sinensis; eulalia

イネ科の多年草。カヤとも呼ばれる。広く東アジアに分布し,各地の山野や土手などに普通に生える。地下に分枝した短い根茎があり,大きな株をつくって毎年地上茎を伸ばし高さ 2mに達する。葉は線形で緑色,中肋の部分だけ白い。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉プラスの解説

ススキ

えすとえむによる漫画作品。キャリア指向のカメラマンの姉と奔放だがやりたいことが定まらない妹の、二人の妊娠にまつわる話。『FEEL YOUNG』2009年11月号に掲載。祥伝社「作品集 このたびは」(FEEL YOUNG COMICS)に収録されている。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ススキ
すすき / 薄
Chinese silver grass
[学]Miscanthus sinensis Anderss.

イネ科の多年草。花穂を尾花といい、秋の七草の一つ。稈(かん)は株立ちし、高さ1~2メートルに達する。8~10月、稈頂に花序を出す。花序は主軸が詰まって短く、多数の細長い小花序を散房状につける。小穂は披針(ひしん)形で長さ5~7ミリメートル、2小花をもち、同形同大の対(つい)をなして小花序の節につき、小穂の基盤の毛は淡褐色で長さ7~12ミリメートル。小穂が脱落しても花序軸と小穂柄は残る。第2護穎(ごえい)には、長さ8~15ミリメートルの芒(のぎ)がある。平地または山地の日当りのよい地に普通に群生し、北海道から沖縄、および朝鮮半島、中国に分布する。
 集落付近や焼け跡に豊富に自生するため、稈の根元から刈り取って屋根を葺(ふ)く材料とし、古くからカヤ(茅)とよんで利用していた。茅葺き屋根の大部分は、この属の植物の全草を乾かして使用したものである。また、炭俵、草履(ぞうり)、箒(ほうき)、薫物(たきもの)など、いろいろに利用された。斑(ふ)入りのものもある。葉幅が非常に細く糸状になるものをイトススキ、葉に黄斑(おうはん)の入るものをタカノハススキという。また、ナンバンギセルなどを寄生させて、庭先に栽培したり、鉢植えにし観賞用にもする。ハチジョウススキはススキに似るが、海岸に生え、植物体はより大形である。葉幅は3センチメートルに達するが、ざらつきが少なく、牧草として用いられる。伊豆七島ではマグサとよぶ。[許 建 昌]

文化史

ススキは屋根材として有史前から利用されていたと考えられ、『万葉集』にもその情景が歌われている。「秋の野の美草(みくさ)刈りふき宿れりし宇治の京(みやこ)の仮廬(かりいほ)し思ほゆ」(巻1)の美草のような表記のほか、『万葉集』にはススキの名で17首、オバナが19首、カヤが10首みられる。うち5首は庭のススキを詠む。「めづらしき君が家なる花すすき穂に出(い)づる秋の過ぐらく惜しも」(巻8)。ススキの名は、細い意味を表すスを重ねたススに草(キ)がついて成立したと考えられ、オバナは花穂を尾と見立て、カヤはカ(上)屋に由来するとみられている。
 台湾のヤミ族はススキをタロイモ水田に挿し、死者の霊が近づかないように図り、病害虫の退散のまじないや、侵入防止やタブーの標識にも使う。アワは、ススキの矢を投げ入れてから刈り取った。アワの収穫にススキを携える風習は台湾原住民(中国語圏では「先住民」に「今は存在しない」という意味があるため、「原住民」が用いられる)に広くみられる。また、赤ん坊の御守(まも)り、悪夢や病気のお祓(はら)いに使用し、家の新築や開墾にもススキを立てた。中国貴州省のミャオ族はイネの初植えにススキを挿し、6月6日には水田の中央にススキの輪を立て、害虫や冷害、干水害を防ぐ御守りとする。沖縄では「サン」とよぶススキの輪を悪霊や魔除(よ)けにし、「フキ」と称する占有標に使った。十五夜のお月見にススキを飾るのも、本来は病虫害や災害から農作物を守り、豊作を願う農耕儀礼の残存とみられる。[湯浅浩史]

文学

『万葉集』の「萩(はぎ)の花尾花葛(くず)花撫子(なでしこ)の花女郎花(をみなへし)また藤袴朝顔(ふぢばかまあさがほ)の花」(巻8・山上憶良(おくら))の歌から秋の七草の一つに数えられる。『古今集』では秋の代表的な景として、「秋の野の草の袂(たもと)か花薄(すすき)穂に出(い)でて招く袖(そで)と見ゆらむ」(秋上・在原棟梁(ありわらのむねやな))のように、「穂に出づ」「招く」が類型となり、恋歌で思慕の情をあらわに示す意に用いられることも多い。散文にも頻出し、『源氏物語』「宿木」の「枯れ枯れなる前栽(せんざい)の中に、尾花の物より異(こと)にて、手をさし出でて招くがをかしく見ゆるに、まだ穂に出でさしたるも……」は、その典型的な例である。『無名抄(むみょうしょう)』や『徒然草(つれづれぐさ)』の「ますほの薄」の語義を知ろうとする登蓮(とうれん)法師の数寄者(すきもの)ぶりの説話も有名。秋の季語。乱れ草、頻波(しきなみ)草など異名も多い。[小町谷照彦]

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