日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ステラ(Joseph Stella)すてらJoseph Stella(1877―1946) イタリア出身のアメリカの画家。ナポリ郊外のムロ・ルカノに生まれる。イタリアで教育を受けたが、1896年に渡米してアート・スチューデンツ・リーグで美術を学んだ。1909~10年に再度渡欧し、立体派、未来派の影響を受け、合衆国最初の未来派の理論的指導者となった。19年ころに始まる「ブルックリン橋」の連作で知られるように、アメリカ文明の特質である現代の都市環境や工業的な風景を、緊密な抽象的構成のなかに描き出す作風を発展させた。[石崎浩一郎][参照項目] | 未来主義 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例