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スパベンタ Spaventa, Bertrando

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スパベンタ
Spaventa, Bertrando

[生]1817. キエティ,ボンバ
[没]1883. ナポリ
イタリアのヘーゲル左派哲学者,哲学史家。 B.クローチェ,G.ジェンティーレらの師。キエティの神学校に学び,モンテカッシーノ,ナポリ,トリノ,ボローニャなどで教えた。ヘーゲル,カントの観念論をイタリアに紹介した。主著『ヘーゲル哲学研究』 Studi sopra la filosofia di Hegel (1850) ,『カント哲学』 La filosofia di Kant (60) ,『観念論と実在論』 Idealismo e Realismo (74) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

スパベンタ【Bertrando Spaventa】

1817‐83
イタリアの哲学者。ドイツ観念論,とくにヘーゲル哲学をイタリアに初めて導入,クローチェジェンティーレにおいて全盛期をむかえるナポリの新観念論学派の基礎を築いた。しかし,その学風は抽象的な体系化や唯心論への過度の傾斜を好まず,経験論的・実証的性格を色濃く残している。主著《ヨーロッパ哲学との関係におけるイタリア哲学》(1862),《哲学原理》(1867)。【村上 信一郎】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スパベンタ
すぱべんた
Bertrando Spaventa
(1817―1883)

イタリアの哲学者。南イタリアのボンバに生まれる。1840年ナポリへ出てドイツ哲学を学び、1850年から1860年までトリノに滞在したのち、1861年ナポリ大学の哲学教授となり、イタリアにおける新ヘーゲル主義の中心人物として活躍した。トリノ時代におけるヘーゲル、とくにその主著『精神現象学』と16世紀イタリアの哲学者に関する研究が、スパベンタの哲学の基礎となる。ルネサンスの時代イタリアで生まれた近世哲学は、ドイツに移って観念論、とくにヘーゲルにおいて最後の発展を遂げ、それが19世紀のイタリアへふたたび帰ってきたと解釈する。『ヨーロッパ哲学との関連におけるイタリア哲学』(1862年完成。1908年刊)などの著作がある。[大谷啓治]

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