ソフトバンク[株](読み)ソフトバンク

百科事典マイペディア 「ソフトバンク[株]」の意味・わかりやすい解説

ソフトバンク[株]【ソフトバンク】

国内のパソコンソフト流通の最大手。1981年日本ソフトバンクとして孫正義らが設立。1990年現社名に改称。パソコンソフト流通・出版事業・CATVなど事業拡大を展開。メディア戦略遂行のため,1996年ニューズ・コーポレーションと共同で全国朝日放送(現テレビ朝日)の筆頭株主となったが,反発を買い売却譲渡。近年はファイナンス事業,インターネット事業を積極的に展開し,経営破綻して一時国有化された日本債券信用銀行あおぞら銀行への移行(2000年)の中心となり,ナスダック・ジャパン創設(2000年)にも大きな役割を果たした。注目のブロードバンド事業も,2003年ようやく軌道にのり始めた。2004年に日本テレコム傘下に収め,同年プロ野球・福岡ダイエーホークスをダイエーから引きつぐことになった(福岡ソフトバンク・ホークスと改称)。2006年4月に英ボーダフォンの日本法人を買収,携帯電話事業に参入した。2013年7月,アメリカ携帯電話大手スプリント・ネクステル(現スプリント)を買収。携帯電話事業の売上で世界第3位規模となる。ポータルサイト国内最大手ヤフーも傘下。本社東京。2011年資本金2137億円,2011年3月期売上高3兆46億円。売上構成(%)は,移動体通信64,固定通信10,ブロードバンド6,インターネット・カルチャー9,その他11。
→関連項目ダイエー[株]NASDAQ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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