あおぞら銀行(読み)あおぞらぎんこう

共同通信ニュース用語解説 「あおぞら銀行」の解説

あおぞら銀行

日本債券信用銀行前身普通銀行。1998年に破綻し一時国有化された後、2000年に再び民営化。01年に現在の銀行名に変更し、06年に長期信用銀行から普通銀行に転換した。15年には公的資金を完済した。インターネット銀行の「GMOあおぞらネット銀行」を子会社に持つ。24年3月期の連結総資産は7兆6030億円、貸出金残高は4兆712億円。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「あおぞら銀行」の意味・わかりやすい解説

あおぞら銀行
あおぞらぎんこう

普通銀行。1957年に長期信用銀行法に基づいて日本不動産銀行として設立され,1977年に行名を日本債券信用銀行に変更。1998年12月,債務超過により日本長期信用銀行(→新生銀行)に続き金融機能の再生のための緊急措置に関する法律(金融再生法)で破綻認定され,特別公的管理が決まり,一時国有化された。2000年9月,ソフトバンク(→ソフトバンクグループ),東京海上火災保険オリックスを中心とする企業連合に譲渡された。2001年1月に行名をあおぞら銀行に変更。2006年4月,金融機関合併及び転換に関する法律に基づいて長期信用銀行から普通銀行に転換した。同 2006年11月,東京証券取引所 1部に再上場した。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「あおぞら銀行」の意味・わかりやすい解説

あおぞら銀行(株)
あおぞらぎんこう

全国銀行の一つ。前身は1957年(昭和32)に設立された日本不動産銀行で、1977年に日本債券信用銀行と改称した。債券発行銀行として営業をしていたが、1990年代のバブル経済崩壊経営が破綻(はたん)し、1998年(平成10)12月、特別公的管理(一時国有化)に置かれた。2000年(平成12)9月、ソフトバンクを中核とするコンソーシアム(企業連合)に譲渡され、2001年1月に行名を「あおぞら銀行」として再出発した。2006年普通銀行に転換。資本金4198億円、国内支店17(2008)。また2008年3月期における債券発行残高2兆0656億円、貸付金残高4兆0845億円となっている。

[編集部]

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「あおぞら銀行」の解説

あおぞら銀行

正式社名「株式会社あおぞら銀行」。英文社名「Aozora Bank, Ltd.」。銀行業。昭和32年(1957)「株式会社日本不動産銀行」設立。同52年(1977)「株式会社日本債券信用銀行」に改称。平成13年(2001)現在の社名に変更。本店は東京都千代田区九段南。旧日本債券信用銀行破綻後、一時国有化。平成18年(2006)普通銀行に転換し株式を再上場した。東京証券取引所第1部上場。証券コード8304。

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