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日本債券信用銀行 にっぽんさいけんしんようぎんこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

日本債券信用銀行
にっぽんさいけんしんようぎんこう

あおぞら銀行の前身の長期信用銀行。1957年,旧朝鮮銀行残余財産 18億円を資本金および資本準備金として長期信用銀行法に基づいて日本不動産銀行として設立,1977年日本債券信用銀行に行名変更。金融債の発行によって資金を調達し,不動産担保金融,設備投資資金,近代化資金など長期資金の融資を業務目的としていた。特に中小企業向けの融資に重点を置き,中小企業の体質改善,近代化に貢献した。ほかに担保付社債に関する信託業務などの証券業務,外資導入・海外投融資などの業務を行なったが,預金の受け入れは国,地方公共団体,取引先などに限定されていた。バブル期の不良債権の累積により経営が悪化,1997年4月海外拠点からの撤退,全営業店舗の売却,人員削減,役員報酬と従業員給与の削減などを骨子とする再建策を発表。同時にバンカース・トラスト・カンパニーと業務提携を結び,さらに 1998年3月には公的資金の注入が行なわれたが,同 1998年12月破綻と認定され,金融機能の再生のための緊急措置に関する法律金融再生法)に基づき,特別公的管理の開始が決定,国有化された。2000年ソフトバンク(→ソフトバンクグループ),オリックス東京海上火災保険を中心とする企業連合への譲渡が決まり,営業を開始,2001年に行名をあおぞら銀行とした。

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デジタル大辞泉の解説

にっぽん‐さいけんしんようぎんこう〔‐サイケンシンヨウギンカウ〕【日本債券信用銀行】

長期信用銀行の一。金融債を発行して資金を調達し、企業に設備資金・長期運転資金などの長期資金を貸し付けることを主な業務とした。昭和32年(1957)旧朝鮮銀行残余財産をもとに日本不動産銀行として設立。同52年日本債券信用銀行に変更。一時国有化を経て現在はあおぞら銀行。日債銀

にほん‐さいけんしんようぎんこう〔‐サイケンシンヨウギンカウ〕【日本債券信用銀行】

にっぽんさいけんしんようぎんこう

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

日本債券信用銀行
にっぽんさいけんしんようぎんこう

長期信用銀行法に基づいて認可、運営された銀行。現あおぞら銀行。日債銀と略称していた。初め日本不動産銀行として設立されたが、1977年(昭和52)行名を日本債券信用銀行に変更した。日本不動産銀行は、1957年、旧朝鮮銀行の残余財産をもとに長期信用銀行法に基づいて設立された。他の長期信用銀行に比較して、不動産金融、中小企業金融の比率が高いところから、この銀行名となった。事実、設立当初は不動産金融に力を入れ、不動産担保の評価や住宅金融への積極性に特色を置いていたが、その後は設備投資金融や海外投資金融などの面で、他の長期信用銀行との間にあまり相違がなくなってきた。そこで行名も変更されることとなった。1990年代に入り、バブル経済が崩壊すると、大量の不良債権が発生し、経営基盤が弱体化し債務超過に陥った。1998年(平成10)12月13日、日本長期信用銀行(現、新生銀行)に続いて国の2番目の特別公的管理銀行となり、一時的に国有化された。2000年9月4日、ソフトバンクを中核とするコンソーシアム(企業連合)に譲渡され、民間銀行に復帰、2001年1月4日「あおぞら銀行」と行名を変更した。[原 司郎]
『日本債券信用銀行史編纂室編纂『日本債券信用銀行三十年史』(1993・日本債券信用銀行)』

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