タブラチュア(その他表記)tablature

翻訳|tablature

デジタル大辞泉 「タブラチュア」の意味・読み・例文・類語

タブラチュア(tablature)

五線譜によらず、数字文字による記譜法。16~18世紀のヨーロッパで、リュートなど撥弦楽器奏法譜として使用タブラトゥーラ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タブラチュア」の意味・わかりやすい解説

タブラチュア
tablature

音楽用語普通楽器奏法を示すため,音符代りに文字や数字,記号などを用い,あるいはそれらと音符を併用する記譜法をいう。ヨーロッパではおもに 15~18世紀に盛んに用いられたが,楽器によってそれぞれ奏法が違うため,楽器ごとに異なった方式をもつ。最も重要なのは,オルガン・タブラチュアとリュート・タブラチュアであり,そのほかハープ,ビオラ・ダ・ガンバなどの楽器にも特有のタブラチュアが用いられた。日本や東洋にもそれぞれ独特のタブラチュアがみられる。

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百科事典マイペディア 「タブラチュア」の意味・わかりやすい解説

タブラチュア

楽譜一種。ある音を出すために必要な楽器の操作,たとえば押さえる指の位置などを,文字や数字などで表記したもの。西洋ではオルガンやリュートの楽譜に18世紀ごろまで用いられた。現在も箏曲(そうきょく)などの譜,また,ギターの譜の一部などに採用されている。

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改訂新版 世界大百科事典 「タブラチュア」の意味・わかりやすい解説

タブラチュア
tablature

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世界大百科事典(旧版)内のタブラチュアの言及

【楽譜】より

…これらのネウマ譜は,リズムの表示にあいまいさがあることは否めない。(3)タブラチュアtablature(奏法譜) 楽器の奏法を文字,数字,記号などで表示するもの。弦楽器における指や弦の奏法や,木管楽器の指孔の開閉状態などを指示することによって,間接的に音高を表す記譜法。…

※「タブラチュア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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