ダルース(その他表記)Duluth

デジタル大辞泉 「ダルース」の意味・読み・例文・類語

ダルース(Duluth)

米国ミネソタ州北東部の都市スペリオル湖西岸に面し、鉄鉱石小麦原油積出港がある。避暑地観光地としても有名

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改訂新版 世界大百科事典 「ダルース」の意味・わかりやすい解説

ダルース
Duluth

アメリカ合衆国ミネソタ州北東部の都市。人口8万6918(2000)。スペリオル湖西端部に位置する港湾都市で,対岸のウィスコン州シューピアリアとともに,五大湖水運の西のターミナルをなす。鉄鉱石,小麦,原油の積出しが行われる。大型の穀物倉庫が建ち並び,穀物の多くは輸出される。鉄鋼セメントなどの工業も立地し,観光基地としても重要。市名は,1679年にこの地を訪れたフランス人ダニエル・グレソロンDaniel Greysolon,シウール・デュ・リュトSieur du Luthの名にちなみ,一時は毛皮交易基地として栄えた。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダルース」の意味・わかりやすい解説

ダルース
Duluth

アメリカ合衆国,ミネソタ州北東部の港市。スペリオル湖西岸に位置する。 17世紀後半毛皮交易地となり,1850年代に入植開始,70年市制施行。西方の諸州やカナダのマニトバ州コムギ地帯への鉄道拡張により湖上輸送が増大。またメサビ=バーミリオン山地などの鉱山を控え,鉄鉱石,石炭,原油などを移出する。港には石炭ドック,小麦エレベータ,鉄鉱石ドックなどがあり,製鋼,セメント,電機器具,ペイント工場なども立地。空軍基地をはじめ,ミネソタ大学の分校,チゾム博物館,ツィード美術館などがある。飛行場もあり,水陸空交通の要衝。人口8万 5493 (1990) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダルース」の意味・わかりやすい解説

ダルース
だるーす
Duluth

アメリカ合衆国、ミネソタ州北東部の都市。スペリオル湖西端に位置する。人口8万6918(2000)。州北部地域の商工業・文化の中枢地であり、とくに天然の良港は、周辺の豊富な穀物と、メサビの含鉄チャートを主とした鉄鉱石の積出し港として、国内でも上位にランクされる。同市経済の大黒柱でもある鉄鋼、セメント、金属などの重工業に加えて食品加工、木材加工業などの発達も見逃せない。さらに州北部の観光地、リゾートへの拠点となっており、市周辺にもレクリエーション地域が多い。

[作野和世]

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百科事典マイペディア 「ダルース」の意味・わかりやすい解説

ダルース

米国,ミネソタ州,スペリオル湖西端の港湾・工業都市。1852年創設,メサビ山地の鉄鉱山発見後鉄鉱石の積出港として発展。製鉄のほか,木材,造船などの工業が行われる。8万6265人(2010)。
→関連項目スペリオル[湖]

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世界大百科事典(旧版)内のダルースの言及

【スペリオル[湖]】より

…湖岸には集落は少なく,森林地帯が広がり,レクリエーション地帯として知られるほか,漁業も行われる。鉄をはじめとする鉱産物や穀物の産地がひかえ,年間8ヵ月の航行可能期間を利用して移出が行われ,特に西端部のダルースやシューピアリアは積出港として有名。名称はフランスの毛皮商人が名づけた〈上の湖Lac Supérieur〉に由来する。…

※「ダルース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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