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チオインジゴ thioindigo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チオインジゴ
thioindigo

赤色建染染料。赤褐色針状晶,融点 280℃以上。昇華性をもつ。インジゴの分子の NH の代りにSが入ったもの。還元すると無色のチオインジゴ白となり,酸化するとチオインジゴ-S-オキシドになる。

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世界大百科事典 第2版の解説

チオインジゴ【thioindigo】

インジゴに類似した含硫黄化合物で,だいだい色ないし赤色の建染染料である。チオサリチル酸とモノクロロ酢酸を原料として合成される。歴史的には1906年インジゴの硫黄誘導体をつくる目的でフリートレンダーPaul Friedländer(1857‐1923)により初めてつくられた。現在建染染料としては,クロロ誘導体,メチル誘導体,エトキシ誘導体などがだいだい色より赤色の染料として使用されているし,特殊な顔料化を行い有機顔料としても一部使用される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チオインジゴ
ちおいんじご
thioindigo

2,2'-ビスチオナフテンインジゴ染料ともいわれ、インジゴイド系バット染料の一種である。1905年にドイツのフリードレンダーPaul Friedlnder(1857―1923)により発見された。置換基の種類と位置により種々の色相のものが得られるが、赤から赤紫色のものが重要である。
 インダンスレン染料には良好な赤色系染料が少ないために、チオインジゴ系染料が、赤色系インダンスレン染料に加えられている。[飛田満彦]

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