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チッソ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チッソ

化学会社。1906年曾木電気として創立。1908年日本カーバイド商会と合併し,日本窒素肥料に社名変更。1921年合成アンモニアの工業化に世界で初めて成功する。第2次世界大戦を挟み発展。1950年企業再建整備法により新日本窒素肥料となる。1965年社名をチッソに変更。水俣病の責任を問われ 1973年に敗訴,補償をかかえたが 1996年和解が成立し訴訟問題は解決をみた。しかし補償が経営を圧迫。事業としてはポリプロピレンなどの分野を充実させるとともに,時計やコンピュータなどの液晶技術やバイオテクノロジー技術を開発,液晶の分野では世界の三大メーカーの一つとなった。2011年,「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法」に基づき新会社 JNCを設立し,事業財産を譲渡した。チッソは JNCの持株会社として水俣病補償業務を継続する。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

チッソ

鹿児島県内の水力発電会社が前身で1906年1月12日の創業。熊本県水俣市で肥料生産を始め、日本窒素肥料として成長。朝鮮に大規模な化学コンビナートを築き、昭和初期に財閥を形成した。戦後の財閥解体後、新日本窒素肥料が50年1月12日に設立。操業の中で水俣病を引き起こした。90年代から液晶が主力商品となり、2010年3月期の連結決算で220億円の過去最高益を計上。一方、水俣病の補償・救済などで約1700億円の累積赤字を抱える。関連33社を合わせた社員数は3450人。

(2011-01-12 朝日新聞 朝刊 2社会)

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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

チッソ

正式社名「チッソ株式会社」。英文社名「CHISSO CORPORATION」。化学工業。明治39年(1906)創業。昭和25年(1950)「新日本窒素肥料株式会社」設立。同40年(1965)現在の社名に変更。平成21年(2009)の「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法」に基づき同23年(2011)事業再編。新設した「JNC株式会社」に事業を譲渡し水俣病に対する補償業務専業となる。本社は東京都千代田区大手町。持株会社。子会社の総合化学会社JNCを運営管理する。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

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