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チャルフィー チャルフィーChalfie, Martin

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チャルフィー
チャルフィー
Chalfie, Martin

[生]1947.1.15. イリノイシカゴ
アメリカ合衆国の化学者。1977年ハーバード大学で神経生物学の博士号を取得,その後コロンビア大学の教壇に立ち,1982年から同校教授を務める。1992年にダグラス・プラシャーが緑色蛍光蛋白質 GFP遺伝子の単離に成功すると,その遺伝子をほかの蛋白質につけて細胞に組み込む方法を開発し,細胞内で GFPをつくることに成功した。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チャルフィー
ちゃるふぃー
Martin Chalfie
(1947― )

アメリカの化学者。1977年にハーバード大学で博士号取得。1982年からコロンビア大学教授。2008年、「緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見と開発」によって下村脩(おさむ)、チェンとともにノーベル化学賞を受賞した。
 1962年、下村が、オワンクラゲの体内から紫外線が当たると緑色に光るタンパク質(GFP)を発見した。それから30年後、分子生物学の進歩によって、GFPが238個のアミノ酸で構成されていることやその配列がわかり、この物質の実用研究が発展した。
 チャルフィーは、1994年にGFPを大腸菌に組み込んで可視化に成功し、科学誌『ネイチャー』Natureに発表して、一躍注目を集めることになる。その後、透明な線虫の6個の個別の細胞を、GFPの使用により識別することに成功した。
 共同受賞したチェンは、GFPの遺伝子のアミノ酸配列を変えて、それまで緑色にしか発光しなかったGFPをさまざまな色が出るように改良した。そして蛍光タンパク質を組み合わせることによって、種々のタンパク質や細胞を色の違いで識別できるようにした。
 チェンとチャルフィーの研究成果によって、医学の基礎研究や分子生物学の世界で生体内のタンパク質やさまざまな物質のふるまいが可視化され、GFPの利用は研究手法として爆発的に広がった。高校の生物、化学などの実験で、GFPを使った遺伝子の組換え実験もできるようになった。[馬場錬成]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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