ツルアリドオシ(英語表記)Mitchellia undulata Sieb.et Zucc.

世界大百科事典 第2版の解説

ツルアリドオシ【Mitchellia undulata Sieb.et Zucc.】

山地の木陰に生えるアカネ科の常緑性多年草(イラスト)。名まえは見かけがアリドオシに似てつる性なのでつけられた。は長く地上をはい,70cm以上になり,節から根を出す。葉は卵形で,長さ1~1.5cm。花は茎の先に短い柄を出し,2個まれに3個ずつつき,4数性。短花柱花と長花柱花の2型があり,おしべ前者で長く,後者で短い。花冠は筒状漏斗形で白く,長さ約1cm。子房下位で4室あり,各室に1個の胚珠下垂する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツルアリドオシ
つるありどおし / 蔓蟻通
[学]Mitchella undulata Sieb. et Zucc.

アカネ科の常緑性多年草。名は、全体がアリドオシに似ていて、茎がつる状であることによる。茎は細く地上をはって伸びる。葉は対生し卵形で、長さ1~1.5センチメートル。花は6~7月、茎の先に二つ、まれに三つつき、二(3)つの下位子房は互いに合着し、一つの子房に花が二(3)つ咲いているようにみえる。花冠は白色で、長さ1センチメートル、4裂して開く。実は赤く熟し、直径8ミリメートル。林下のやや湿った所に生え、日本、朝鮮半島に分布する。[福岡誠行]

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