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ティブ族 ティブぞくTiv

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ティブ族
ティブぞく
Tiv

ナイジェリア北部,ベヌエ川流域の住民。人口 200万以上と推定される。言語はニジェール=コンゴ語派のベヌエ=コンゴ諸語を話す。生業は農業でもろこしなどの雑穀類やヤムいもを栽培し,輪作を行う。やぎや鶏は多いが,ツェツェバエのため牛や馬の家畜飼育は盛んでない。一夫多妻制で,社会は父系リニージを基盤とし,共通の祖先から系譜をたどる人々が地縁集団を形成する。交換婚略奪婚売買婚,代償婚などの複雑な婚姻制度が 1927年に禁止されるまで行われていた。 48年にイギリス政府によって任命されるまでは首長はなく,政治的決定は長老たちによって行われた。キリスト教やイスラム教に改宗した者もいるが,アコムボ (神の力) を信じる伝統的な宗教も根強く残っている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ティブぞく【ティブ族 Tiv】

西アフリカ,ナイジェリアのベヌエ川上流の両岸に住む部族。人口は約80万。ニジェール・コンゴ語派に属するベヌエ・コンゴ語を話す。生業は農業で,主要な作物はヤムイモシコクビエ,モロコシ。男が畝を作り,畝にヤムを植えつけるのは男女双方である。畝のそばにほかの作物を植えること,および除草と収穫は女の仕事とされる。輪作を行い,ヤム畑は翌年はシコクビエの畑となる。3年ほど耕作した畑は地力が回復するまで数年間は休閑地にしておく。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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