ティペット

デジタル大辞泉 「ティペット」の意味・読み・例文・類語

ティペット(tippet)

毛皮などで作った女性用の付けえり

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百科事典マイペディア 「ティペット」の意味・わかりやすい解説

ティペット

英国の作曲家。ロンドンに生まれ同地の王立音楽大学に学ぶ。ルネサンス音楽やドイツ古典派に傾倒し,《2つの弦楽オーケストラのための協奏曲》(1939年)などの新古典主義的作風で出発。1939年−1941年,ナチスのユダヤ人迫害の発端となった〈水晶の夜〉事件(1938年)への怒りからオラトリオ《われらが時代の子》を作曲。初演(1944年)の前年には良心的兵役忌避者として投獄を体験。ジャズイディオムを多用し,黒人霊歌を作中に引用するなど,節度を重んじつつも懐の深い作風で,次第に無調(無調音楽)へ移行した。ほかオペラ真夏結婚》(1946年−1952年,初演1955年),同《ノット・ガーデン》(1966年−1970年),4つの交響曲(1944年−1945年,1956年−1957年,1970年−1972年,1976年−1977年),オラトリオ《時の仮面》(1980年−1982年)などがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ティペット」の意味・わかりやすい解説

ティペット
Tippett, Sir Michael(Kemp)

[生]1905.1.2. ロンドン
[没]1998.1.8. ロンドン
イギリスの作曲家。王立音楽院に学び,1926年『交響曲変ロ長調』で注目を浴びた。 40~51年,ロンドンのモーリー・カレッジで音楽部長をつとめた。自作歌詞によるオラトリオ『われらの時代の子』 (1941) ,オペラ『真夏の結婚』 (52) のほか,交響曲,室内楽などの作品がある。 66年ナイトの称号を受けた。

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世界大百科事典(旧版)内のティペットの言及

【袖】より

…中世のコットダルマティカなどのチュニックは身ごろと続けて織られた袖であり,また,手首にかけてぴったりした袖や手首に向かって広がった袖などが現れた。コットの上に着用されるシュルコという外衣や,コタルディcotardieと呼ばれるコットの変り型などは,下着のぴったりした袖に対し装飾的で,袖口が細長く垂れたり,ティペットというひも状の袖飾をつけたりした。一般に上着の袖は幅広で,袖口から下着の袖が見えていた。…

※「ティペット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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