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黒人霊歌 コクジンレイカ

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デジタル大辞泉の解説

こくじん‐れいか【黒人霊歌】

アフリカ系アメリカ人の宗教歌。「旧約聖書」にちなんだ歌詞が多く、奴隷制に縛られた生活を反映。シンコペーションの多いリズム五音音階などが特徴。ブラックスピリチュアルズ。

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百科事典マイペディアの解説

黒人霊歌【こくじんれいか】

ニグロ・スピリチュアルズnegro spiritualsとも。米国南部で奴隷となっていたアフリカ黒人が歌った宗教的な歌。白人の聖書,賛美歌と,アフリカ起源の音感やリズムが合成されたものといえる。
→関連項目アンダーソンキリスト教音楽ジャズディキシーランド・ジャズティペットノーマンロックンロール

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世界大百科事典 第2版の解説

こくじんれいか【黒人霊歌】

ニグロ・スピリチュアルnegro spiritualの訳語。アメリカ黒人のキリスト教音楽。その総称として用いられることも少なくないが,本来は,歌曲として楽譜化されたもののみを指す。 奴隷解放直後の1871年にテネシー州ナッシュビルで組織された黒人学生11名の合唱団フィスクジュビリー・シンガーズFisk Jubilee Singersが,奴隷たちの歌っていた民謡と称して《誰も知らない私の悩みNobody knows the trouble I’ve seen》《スウィング・ロウ,スウィートチャリオットSwing low,sweet chariot》などを歌い,評判になった。

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大辞林 第三版の解説

こくじんれいか【黒人霊歌】

奴隷制時代につくられたアメリカ黒人の民謡。聖書に取材した強い宗教色と独特なリズムが特徴。ブラック-スピリチュアルズ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

黒人霊歌
こくじんれいか

スピリチュアル」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

黒人霊歌
こくじんれいか
black spirituals

アフリカ系アメリカ人が奴隷時代につくったキリスト教宗教歌。ブラック・スピリチュアルズ。かつては「ニグロ・スピリチュアルズ」とよばれたこともあったが、現在はほとんど用いられていない。つくられた時期も作者も不詳だが、19世紀初頭ごろにプロテスタントイギリス系白人の農場で働く奴隷黒人たちが歌い始めたことは確かと考えられる。歌詞の内容は『旧約聖書』中の物語に取材したものが多く、苦しい現実からの逃避、キリスト教が約束した信仰による来世での自由と幸福の希望が歌われる。音楽的にはアフリカ的要素とヨーロッパ的要素が融合され、五音音階を基調とした単純な音階、シンコペート(切分)されたリズム、躍動するビート感覚などを特徴とする。黒人たちの集まりで合唱され、合唱音楽として整えられ発達した。
 黒人霊歌は、19世紀後期の大衆娯楽の一つである旅回り芸能集団ミンストレル・ショーに取り入れられて普及した。また、黒人教育とキリスト教伝道のためテネシー州ナッシュビルに設立されたフィスク大学が資金難となったとき、資金募集を目的として結成された合唱団フィスク・ジュビリー・シンガーズThe Fisk Jubilee Singersが1871年から全米各地およびヨーロッパでも公演したことによって広まった。そして、ゴスペル・ソングやジャズの母体の一部ともなり、今日ではアメリカ民謡の一種となっている。代表的な名歌に『深い河』『だれも知らない私の悩み』『スイング・ロウ、スイート・チャリオット』『ジェリコの戦い』『行け、モーゼ』『時には母のない子のように』などがあり、世界的に親しまれている。[青木 啓]
『ジェイムズ・H・コーン著、梶原寿訳『黒人霊歌とブルース』(1983・新教出版社) ▽北村崇郎著『ニグロ・スピリチュアル――黒人音楽のみなもと』(2000・みすず書房) ▽小川洋司著『深い河のかなたへ――黒人霊歌とその背景』(2001・音楽之友社)』

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