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テルピネオール terpineol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テルピネオール
terpineol

化学式 C10H18O 。モノテルペンアルコールの一種。 (1) α体 ライラック様の匂いをもつ結晶。光学異性体があり,d 体 (融点 38~40℃) はテレビン油やオレンジ油に含まれ,l 体 (融点 37~38℃) はショウノウ油やレモン油に多く含まれる。 (2) β体 ヒアシンス様の匂いをもつ。融点 32~33℃。 (3) γ体 ライラック様の匂いをもつ。融点 68~70℃。いずれも香料に用いられる。

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栄養・生化学辞典の解説

テルピネオール

 C10H18O (mw154.25).

 テレピン,オレンジなどの精油に含まれる成分.特徴あるフレーバーを有し,香料として使われる食品添加物.

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世界大百科事典 第2版の解説

テルピネオール【terpineol】

化学式C10H18Oをもつテルペンアルコールの一つ。α‐,β‐,γ‐の異性体があるが,α‐テルピネオールが香料として重要である。 α‐テルピネオールは無色の液体でライラック様の芳香をもつ。沸点99~102℃(15mmHg),融点40~41℃,比重0.94。水に難溶,アルコール,鉱油等に易溶。通常市販品は3~5%のβ‐テルピネオールを含有するため,香気,物性はその組成によって若干変化する。α‐テルピネオールはマツの根株から得られるパイン油から抽出することもできるが(含有率50~60%),α‐ピネンを希硫酸で加水反応させ抱水テルピンとし,これをリン酸またはシュウ酸で部分脱水しても得られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テルピネオール
てるぴねおーる
terpineol

1,8-テルピンから1分子の水が脱離して生成する不飽和モノテルペンアルコールの総称。α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の4種類の異性体が知られている(図A)。オレンジ油、杉の葉の精油に(+)-α-テルピネオール、ヒノキの精油にはβ-テルピネオール、マツ科の植物の葉にはγ-テルピネオールが含まれている。市販のテルピネオールは1,8-テルピンを薄い酸により脱水してつくったもので、α-テルピネオールが主成分である。このものはライラックに似た香りをもつ液体で、香料の原料として用いられる(図B)。[廣田 穰]

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