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テングニシ テングニシHemifusus tuba; tuba false fusus

4件 の用語解説(テングニシの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テングニシ
テングニシ
Hemifusus tuba; tuba false fusus

軟体動物門腹足綱テングニシ科。殻高 19cm,殻径 8.5cm。殻は紡錘形で,やや厚く堅固。体層は大きく高く,下方へいくにつれて狭くなる。殻表は淡黄白色。肩は丸いこともあるが多くは角があり,とがった結節列がある。

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百科事典マイペディアの解説

テングニシ

テングニシ科の巻貝。高さ20cm,幅8.5cmの紡錘形。殻は黄白色で,黄褐色のビロード様殻皮でおおわれる。房総半島以南,西太平洋の浅海の砂泥底にすむ。産卵期は5〜6月,卵嚢は黄色,革質の軍配形でグンバイホオズキウミホオズキ)という。

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世界大百科事典 第2版の解説

テングニシ【false trumpet shell】

テングニシ科の巻貝(イラスト)。殻の高さ20cm,径8.5cmに及ぶ大型種。殻は紡錘形で,やや厚質堅固。巻きは円錐形で8層,最後の巻きは大きく高く,高さの約3/4を占めて下方へ細くなる。肩には弱い角がある。殻表は淡紅白色で,その上にビロード様の殻皮をかぶるが,乾燥するとはげやすい。殻口は下方の水管溝のほうへ狭くなる。ふたは長卵形で革質,黒褐色でやや厚い。5~6月ころ産卵し,卵囊は黄色で革質の軍配形で高さ約1cm。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テングニシ
てんぐにし / 天狗辛螺
false fusus
[学]Hemifusus ternatanus

軟体動物門腹足綱テングニシ科の巻き貝。房総半島以南の水深10~50メートルの砂底にすむ。殻高19センチメートル、殻径8.5センチメートルに達し、殻は紡錘形でやや厚質堅固である。螺塔(らとう)は円錐(えんすい)形で8階、体層は殻全体の大部分を占め、下方へ細く狭くなる。体層の肩角の結節瘤(りゅう)は10~15ある。各螺層も普通は強い肩角があって、7~9の多少とがった結節瘤をもつ。また、全面に多数の細い螺肋(らろく)がある。殻は淡紅色で、表面に黄褐色のビロード状の厚い殻皮をかぶる。殻口は淡紅色で長く、下方へ細まり広く開いた水管溝となる。外唇は肩部で角をつくる。蓋(ふた)は長卵形の革質で黒褐色、核は細まった下端にある。5~6月に産卵し、卵嚢(らんのう)は黄色い革質の軍配形、高さ約10ミリメートルで、列状に並べて岩などに産み付けられる。卵はこの中で幼貝になるまで育ち、小さく丸い脱出口からはい出る。卵嚢はウミホオズキとよばれ染色されて、口で鳴らす玩具(がんぐ)として海水浴場や夜店などで売られている。殻は貝細工に利用され、肉は食用になる。[奥谷喬司]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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