ディンギー(英語表記)dinghy

デジタル大辞泉 「ディンギー」の意味・読み・例文・類語

ディンギー(dinghy)

ヨット一種。マスト1本、帆1枚で長さ4メートル程度の小型のもの。

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精選版 日本国語大辞典 「ディンギー」の意味・読み・例文・類語

ディンギー

〘名〙 (dinghy) 全長三~五メートル程度の小型のヨット。甲板がなく、上げ下げできるセンターボードがある。
※汚れた英雄 雌伏篇(1968)〈大藪春彦地獄天使フィンやスナイプなどの小型ヨット(ディンギー)の港なら」

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改訂新版 世界大百科事典 「ディンギー」の意味・わかりやすい解説

ディンギー
dinghy

ヒンディー語源で小舟のこと。海事用語としては1対のオールを備えた小型の船載ボートで,小人数上陸など軽便な作業に使う。日本語の伝馬に当たる。ディンギーに帆とセンターボードを着けた小型ヨットは第1次世界大戦後おおいに普及し,オリンピック種目にもなった。現在では軽量で洗練された船体と高性能の帆をもつ俊足レーシングディンギーがスポーツヨットの大きな部分を占め,そのクラスも世界で数百種を数える。
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百科事典マイペディア 「ディンギー」の意味・わかりやすい解説

ディンギー

最も小型の競走用ヨット。元来ヒンディー語で〈小船〉のこと。帆装様式は1本マストのキャットリグ型。操縦は簡単で高速が得られる。国際モノタイプ12フィートディンギーが代表的なもの。なお大型船に積載する手漕(てこぎ)の小型通船,帆をもつ小型救命艇にもディンギーと呼ばれるものがある。今日では軽量で高性能の帆を備えたスピードのあるレーシング・ディンギーがスポーツ・ヨットの中心を占め,大きさによるクラス分けも世界で数百種を数える。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ディンギー」の意味・わかりやすい解説

ディンギー
dinghy

艇長が 5mぐらいまでの,マスト1本の船室をもたない小型ヨット総称。1人乗りや2人乗り,双胴船型 (カタマラン) ,1枚帆 (キャトリング) や2枚帆 (スプール) などがある。もともとは海軍の艦船に搭載され,艦船間の連絡や陸上との行き来のために利用された。

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