コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ディーナール ディーナール dīnār

翻訳|dīnār

2件 の用語解説(ディーナールの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ディーナール
ディーナール
dīnār

ディルハム銀貨と並んでイスラム社会に流通した金貨。複数は danānīr。アラブの大征服時代のディーナールビザンチン帝国の金貨 (デナリウス) を模倣したものであったが,691/2年にウマイヤ朝カリフアブドゥル・マリクが法定重量 4.29g (鋳造地,時代によって差がある) のディーナールを鋳造し,これが 10世紀頃までの標準貨幣とされた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ディーナール【dīnār】

イスラム世界における金貨の重さおよび金額の単位であると同時に,金貨そのものの呼称。ローマ世界で用いられたデナリウス貨に由来する。最も古いディーナール金貨は,ウマイヤ朝のアブド・アルマリク(在位685‐705)時代にダマスクスで鋳造された。その後,エジプトヒジャーズチュニジアスペインにも造幣所がつくられた。ウマイヤ朝時代のディーナール金貨は,純度96~98%,重さ4.25gで,銀の単位であるディルハムとの換算比率は1ディーナール=10ディルハムが標準とされた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のディーナールの言及

【度量衡】より

…シャリーア(イスラム法)には全国に統一的な度量衡が定められてはいたが,現実には各時代や地域による慣行が重んじられ,これを公正な取引の基準に照らして保持するのが市場監督官(ムフタシブ)の役目であった。重量の基礎はディルハムとミスカールmithqālにあり,1ディルハム(3.125g)は大麦50~60粒を基準にして定められ,ディルハムとミスカールの比は7:10であったから,1ミスカールは4.464gで,これが1ディーナールに相当した。重い物の計量には,キンタールqinṭārとマンmannとラトルraṭlが用いられた。…

※「ディーナール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ディーナールの関連キーワードイスラム哲学ディルハム汎イスラム主義イスラム復興運動サマルカンド紙アズハルアブド・アルカーディル・アルジーラーニーパン・イスラム主義イスラム世界イスラム世界会議

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone