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デイノクラテス Deinokratēs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デイノクラテス
Deinokratēs

前4世紀のギリシア時代の建築家。ロドス島またはマケドニアの出身と考えられる。アレクサンドロス大王のもとで活躍し,エジプトの海港都市アレクサンドリアの都市計画を担当,市壁,街路,建造物,運河などを含む大規模な構想を示す記述が残されている。またエフェソスのアルテミス第2神殿も彼の作とされる。ほかにも彼の設計とされるものが多数記述されているがその遺構は残っていない。アトス山を土台にしてアレクサンドロス大王の巨大な胸像を造ろうという幻想的なプランを立てたと伝えられている。

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世界大百科事典 第2版の解説

デイノクラテス【Deinokratēs】

前4世紀に活動したギリシアの建築家。生没年不詳。ラテン語名はディノクラテスDinocrates。アレクサンドロス大王の遠征に随行し,エジプトで新都市アレクサンドリアの造営に参画した。ウィトルウィウスは,彼がヘラクレスの扮装で大王に近づき,アトス山を男身像に造り,左手に大都市を,右手にダムをのせる提案をして大王の好遇を得た,と述べる。ストラボンは,彼がエフェソスのアルテミス神殿を再建した話を伝えている。

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世界大百科事典内のデイノクラテスの言及

【アレクサンドリア】より

…当時の盛観は古典記述からうかがい知れるだけである。街区は当初のデイノクラテスの案により,東西に走る幅約28mのカノポス大路を挟んで整然と碁盤目に仕切られ,家並みの間隔規制すらあったという。市街地の広さは東西約8.4km,南北約1.2kmで,5区に区制されていた(2区はローマ時代の増設ともいう)。…

※「デイノクラテス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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