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トックリバチ Eumenes micado

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トックリバチ
Eumenes micado

膜翅目スズメバチ科。体長 10~15mm。体は黒色でやや光沢があり,前胸前縁,小楯板と後循板の斑紋,第1および第2腹節後縁の横帯は鮮黄色である。頭楯は雄では全部黄色,雌では黒色地に八字形の黄色斑がある。第1腹節は細長く,基部は柄状に細まるが,第2腹節は卵形。翅は透明でやや曇る。泥でとくり形の壺状の巣をつくり,中に1卵をつるし,鱗翅類の幼虫をたくわえて封じる。北海道,本州,四国,九州,対馬分布する。

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百科事典マイペディアの解説

トックリバチ

膜翅(まくし)目スズメバチ科で,カリウドバチの1種。体長18mm内外,黒色で黄斑がある。日本全土に分布。成虫は夏に多く,草木の枝に泥を練って直径10〜15mmくらいのつぼ状または徳利状の巣を作り,ガの幼虫を狩ってたくわえ幼虫の餌とする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トックリバチ
とっくりばち / 徳利蜂
potter wasp
[学]Eumenes micado

昆虫綱膜翅(まくし)目ドロバチ科に属する昆虫。体長15ミリ内外。腹部の基部が強くくびれ、その形が徳利(とっくり)を思わせるのが和名の由来。泥の練り土で器用に壺(つぼ)状の巣をつくり、草木の枝や家屋の壁などにかける。壺の天井に一卵を紐(ひも)でつるしてから狩りに出かけ、麻痺(まひ)させたシャクガやヤガの幼虫を数匹運び込む。同属の近似種にサムライトックリバチE. samuray、キボシトックリバチE. fraterculaなどがある。スズバチも同属の近縁なドロバチで、習性もよく似ている。[平嶋義宏]

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