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トムスク Tomsk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トムスク
Tomsk

ロシア中部,西シベリア南部,トムスク州州都西シベリア低地南東縁部,オビ川支流トミ川の下流部にのぞむ河港都市。シベリア最古の都市の一つで,1604年建設された。ロシア革命前は商業中心地として,またシベリアの学術都市 (シベリア最古の総合大学であるトムスク大学が 1888年につくられ,1900年工科大学も創立) としても知られていた。 19世紀末シベリア横断鉄道が建設されてのちは鉄道の通る南西のノボシビルスクに繁栄の中心が移ったが,革命後工業が発展し,ボールベアリング,電気機器,ケーブル,モータ,化学 (染料) ,ゴム靴,家具,鉛筆,マッチなどの工業がある。また 1960年代に始ったチュメン油田の開発はトムスクの新しい発展を促し,パイプラインで送られる石油により石油化学工業の大中心地としても発展中である。総合大学のほか,教育,医学,運輸などの大学がある。南東のタイガでシベリア鉄道から分岐する支線が市を通り,トミ=オビ水系への貨物積替え地となっている。人口 52万2940(2010)。

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百科事典マイペディアの解説

トムスク

ロシア中南部,西シベリア,トミ川(オビ川の支流)に面する同名州の州都。電気機器,化学などの工業が行われる。1604年創設。19世紀後半に政治犯の流刑地となり,1880年シベリア最古の大学が設立され,1894年には学生による最初のマルクス主義団体が結成された。

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世界大百科事典 第2版の解説

トムスク【Tomsk】

ロシア連邦,西シベリア,同名州の州都。トミ川右岸に位置し,トミ川とオビ川の合流点の南東60kmにある。人口50万(1993)。1604年に建設され,1782年市になった。1804‐1925年,同名県の県都。19世紀の30年代から金の採掘が盛んになるにつれ人口が増加し,シベリアの水陸の交通の中心として発達した。1888年には大学(シベリア最古)が,1900年には工業専門学校も開かれて,シベリアにおける文化の中心となったが,シベリア横断鉄道の本線から外されたため,その後しだいにノボシビルスクに繁栄を奪われるようになった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トムスク
とむすく
Томск Tomsk

ロシア連邦中部、トムスク州の州都。西シベリアのオビ川支流トミ川の下流部右岸にある。人口48万1400(1999)。オビ川の重要港で、シベリア鉄道とは支線で連絡され、空港もあり、交通の要地。機械製造(鉱業用機械、電気機械、モーター、切削機、軸受、圧力計、計算機)、石油化学、電線、履き物、マッチ、鉛筆、家具、化学薬品の製造、食料品、ビール醸造などの工業がある。ロシア領アジアで最初の総合大学(1880建設、1888開学)をはじめ、単科諸大学、高等専門学校、研究所、劇場、地誌博物館などがあって文化の中心地ともなっている。シベリア最古のロシア都市の一つで、1604年建設、商業・交通の要地として発達、1804~1925年の間は県庁所在地であった。1880年代から政治犯の流刑地。革命後しばらく反革命軍の拠点となったが、1919年12月にソビエト政権が確立された。[三上正利]

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