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トラパニ Trapani

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トラパニ
Trapani

イタリア南西部,シチリア島港湾都市シチリア州トラパニ県の県都。島の北西端,パレルモの西南西約 80kmにある。古代には岬の形からドレパナ (語源はギリシア語の鎌) と呼ばれていた。カルタゴの支配下にあって第1次ポエニ戦争 (前 264~241) のときにはカルタゴの基地となったが,エガディ島の戦い (前 241) でカルタゴが敗れてのちローマ領となり繁栄を続けた。現在マグロ漁や大理石採取が行われ,また近くに塩田があり塩の移出港としても有名。 17世紀バロック様式の礼拝堂がある。第2次世界大戦では激しい空爆を受けた。人口6万 9273 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

トラパニ(Trapani)

イタリア南部、シチリア島、シチリア自治州の港湾都市。同島西部に位置し、エガディ諸島サルデーニャ島北アフリカ航路で結ばれる。マグロ漁をはじめとする漁業、製塩業が盛ん。伝統的なサンゴ細工も有名。紀元前3世紀に古代カルタゴ軍港が置かれ、古代ローマとの海戦に敗れた後に衰退。中世にはノルマン朝、アラゴン家の支配の下、海運と商業で栄えた。

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世界大百科事典 第2版の解説

トラパニ【Trapani】

イタリア南部,シチリア島西端の同名県の県都。人口7万2840(1990)。漁業が盛んで,ブドウ酒,塩などが港から積み出される。古代にはドレパヌムDrepanumと呼ばれ,前3世紀にはカルタゴの海軍基地となる。ローマ,イスラム,ノルマンの支配を経て,17,18世紀のスペイン治下では大いに繁栄した。第2次大戦では海空の攻撃を受け大被害があった。エガディ諸島,パンテレリア島は同県に所属する。【望月 一史】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トラパニ
とらぱに
Trapani

イタリア、シチリア島西部トラパニ県の県都。人口6万7456(2001国勢調査速報値)。漁業(とくにマグロ漁)と製塩業が盛んである。そのほかにもぶどう酒、パスタの製造、サンゴ細工などが行われてきたが、伸び悩んでいる。第一次ポエニ戦争(前264~前241)の際、カルタゴの海軍基地が置かれ、紀元前249年にはローマ軍との海戦の舞台となった。[堺 憲一]

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