トリバンドラム(英語表記)Trivandrum

デジタル大辞泉の解説

トリバンドラム(Trivandrum)

インド南部、ケララ州の都市。同州の州都。アラビア海に臨む。18世紀にトラバンコール藩王国の都が置かれた。内陸約3キロメートルの高台の上に藩王の宮殿、大学、博物館などがある。北西部に工業地帯が広がり、同国のIT産業、宇宙開発の中心地の一つとなっている。南郊のコバラムは海岸保養地として有名。ティルバナンタプラム

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百科事典マイペディアの解説

トリバンドラム

インド,デカン半島南端,ケーララ州南隅に位置する同州の州都。マラヤーラム語ではティルバナンタプラム。アラビア海岸の港湾都市。ゴム,香料,硬木類,カシューナッツ,ココナッツを輸出。繊維,自転車工業も行われる。マハーラージャ宮殿,ビシュヌ寺院(18世紀初め),大学(1937年創立)がある。168万人(2011)。

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世界大百科事典 第2版の解説

トリバンドラム【Trivandrum】

インド最南端,ケーララ州南境近くの同州の州都。人口52万4000(1991),大都市域人口82万6000(1991)。州公用語のマラヤーラム語名はティルバナンタプラムTiruvanantapuramで,〈聖なる蛇の町〉の意。アラビア海から約3km離れた丘陵上にあり,18世紀末以来トラバンコール・コーチン藩王国の首都であった。町はパドマナーバスワーミ寺院を中心に発達。象牙細工,紫檀・黒檀の木彫などの伝統工業のほか,ロープ,コプラ,エボナイト,薬品などの工業が立地する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トリバンドラム
とりばんどらむ
Trivandrum

インド南西部、ケララ州の州都。コモリン岬の北西80キロメートル、アラビア海に臨む。人口74万4739、周辺部を含む人口88万9191(2001)。18世紀のトラバンコール藩王国の首都で、高台にある街の中心に王宮、トラバンコール大学、ネイピア博物館など教育・文化施設の多い落ち着いた趣(おもむき)のある都市である。年平均気温27℃、年降水量1800ミリメートルの熱帯モンスーン気候下にあり、14キロメートル離れたコバラム・ビーチを代表とするマラバル海岸が美しい。北西部は工業地帯で、金属、ゴム、チタン工業がある。商店街はチャライ・バザール、パラヤムが中心である。国道47号が通り、サウザン鉄道の終点でもある。18世紀初頭に建造されたヒンドゥー教のパドマナーバスワーミ寺院がある。[成瀬敏郎]

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