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トリプトレモス トリプトレモス Triptolemos

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トリプトレモス
トリプトレモス
Triptolemos

ギリシア神話の英雄。エレウシスの王ケレオスと妃メタネイラの子。ペルセフォネハデスにさらわれたのを怒り,神界を離れたデメーテルエレウシスに来て,ケレオスの宮廷に滞在した間に,デメーテルの鍾愛を受け,麦の種と空を飛ぶ竜の引く車を与えられて,世界中に農業を広めて回り,またデメーテルとペルセフォネを祀る密儀の執行方法を教えられたという。

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世界大百科事典 第2版の解説

トリプトレモス【Triptolemos】

ギリシア神話で,アテナイ近郊のエレウシスの王子。彼の両親のケレオスKeleosとメタネイラMetaneiraは,五穀の女神デメテル行方不明になった娘のペルセフォネを求めてエレウシスに来たとき,彼女を女神と知らぬまま親切に処遇した。デメテルはこの好意に報い,トリプトレモスに有翼の竜が引く車を与えて,麦の栽培を全世界に広めさせたという。前5~前4世紀のアテナイは,この神話を根拠にして,ギリシアのすべてのポリスから初穂の奉納を受ける資格があると主張した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トリプトレモス
とりぷとれもす
Triptolemos

ギリシア神話の英雄。エレウシス王ケレオスの子で、母はメタネイラ。デモフォンの兄弟とされているが、その出自には異説が多く、いずれにせよ穀物の女神デメテルから与えられた竜車に乗って世界中に麦の栽培を広めたという。彼が有翼の竜車に乗って空中を走る図は、古くから好んで壺絵(つぼえ)などに描かれていた。またトリプトレモスとは「三度耕した畑」の意味であるが、もともとはエレウシスの古い神格で、彼は父のあとエレウシスの王となってアッティカのテスモフォリア祭を創始したという。エレウシスの祭儀の縁起については、デメテルとその娘コレ(ペルセフォネ)に次いで重要な位置にあったと考えられる。[伊藤照夫]

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