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トリホス

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百科事典マイペディアの解説

トリホス

パナマの軍人,政治家。1968年のクーデタで軍人による政府が成立し,国家保安隊司令官として実権を握る。民族主義政策を推進し,1972年新憲法のもとで国家統治の全権を与えられる。
→関連項目パナマ(国)

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世界大百科事典 第2版の解説

トリホス【Omar Torrijos Herrera】

1929‐81
パナマの軍人,政治家。パナマのサンチアゴ生れ。軍学校で教育を受け1952年国家保安隊の少尉,66年に中佐となる。68年5月の大統領選挙でアリアスが当選するが,10月の大統領就任直後クーデタが発生,軍人による新政府が成立した。その中でトリホスは国家保安隊の司令官にとどまり,デメトゥリオ・ラカスが大統領に就任するが実権はトリホスが握っていた。トリホスは民族主義政策を推進し,72年には新しい憲法を採択。そのときの全国代議員会議で,彼は国家統治の全権を与えられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トリホス
とりほす
Omar Torrijos Herrera
(1929―1981)

パナマの政治家、軍人。パナマ運河の主権回復に大きな役割を果たした。1952年パナマ国家警備隊に入隊。1968年10月アリアスArnulfo Arias Madrid(1901―1988)の大統領就任直後にクーデターを起こしアリアスを追放した。新大統領にはデメトゥリオ・ラカスDemetrio Basilio Lakas(1925―1999)が就任し、トリホスは国家警備隊司令官の地位にとどまったが、実権はトリホスの手にあった。1972年に新憲法が採択されると「最高指導者」の称号を得て国家統治の全権を与えられた。以後、パナマ運河の全面返還交渉に乗り出し、1978年6月アメリカとの間で新運河条約に調印した。それとともに最高指導者を辞任、国家警備隊司令官として影響力を行使していたが、1981年飛行機事故で死亡した。[後藤政子]

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世界大百科事典内のトリホスの言及

【パナマ】より


[政治]
 1968年10月に国家保安隊がクーデタを起こし,軍事評議会が政権を握り,国会を閉鎖し,憲法を停止した。69年12月大統領にデメトリオ・ラカスが就任したが,実権はトリホス国家保安隊司令官が掌握し,その指揮下で地方行政単位〈コレヒミエント〉を基礎に全国代議員会議が設置された。72年には選挙を実施して505名の代議員を選出,新しい憲法が採択された。…

※「トリホス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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