とるい

普及版 字通 「とるい」の読み・字形・画数・意味

塁】とるい

二神、神鬱塁。〔独断、上〕中に度の山り。上に桃木り。~鬼門り、鬼の出入するなり。と鬱壘(うつるい)と、二其の門に居る。~其の惡の鬼は、執(とら)ふるに索(ゐさく)を以てし、虎にはしむ。~臘(らふ)(歳晩)に先だつ夜、之れを除せしむ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「とるい」の意味・わかりやすい解説

トルイ(拖雷)
トルイ
Tului

[生]1192
[没]1232
モンゴル帝国の武将。諡,英武皇帝。廟号睿宗チンギス・ハンの末子末子相続慣習に基づき父の基本財産であるモンゴル本土を得たが,チンギス・ハン没後,監国としてクリルタイを主宰し,オゴデイが第2代皇帝として即位することが決ると,モンゴル本土を彼に譲渡 (モンケ〈蒙哥〉の即位によって再獲得) 。 1230年の全国征討には右翼軍の将として活躍。その討滅に最も貢献,32年帰還の途中に病死モンケフビライ・ハンフラグ (旭烈兀)アリク・ブガ (阿里不哥)の4子がある。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「とるい」の解説

トルイ
Tolui

1192~1232

チンギス・カンの第4子(末子)。廟号は睿宗(えいそう)。父の朝遠征,西方遠征に参加。父の没後,末子相続の習慣に従い,父の軍隊の大部分を継承するとともに,2年間国政を代行した。オゴデイ即位後の金朝遠征では右翼軍として活躍したが,帰還途中で病死した。子にモンケクビライフレグアリク・ブケがいる。モンケの即位以降,帝位はトルイ家の子孫に継承された。

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