トレド大聖堂(読み)トレドダイセイドウ

  • トレドだいせいどう〔ダイセイダウ〕

デジタル大辞泉の解説

Catedral de Santa María de Toledo》スペイン中央部、カスティーリャ‐ラ‐マンチャ州の都市トレドにあるゴシック様式の大聖堂。スペインカトリック教会の首座司教座。カスティーリャ王フェルナンド3世により13世紀に建設が始まり15世紀末に完成。エル=グレコの「聖衣剝奪」や「十二使徒」のほか、ゴヤティツィアーノによる絵画がある。1986年、「古都トレド」の名称で旧市街全域が世界遺産(文化遺産)に登録された。

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百科事典マイペディアの解説

スペインのトレドの中心部にあるゴシックの大聖堂。1226年起工,以後増改築が15世紀まで続いた。横幅の広いプランや窓,開口部等のデザインにスペイン色がみられる。ナルシーソ・トメー作のバロック祭壇(トランスパレンテ)はスペイン・バロック芸術の代表作。

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世界の観光地名がわかる事典の解説

スペインのほぼ中央部、首都マドリードの南約70kmにあるカスティーリャラマンチャ州の州都トレド(Toledo)にあるゴシック様式大聖堂(カテドラル)。バチカンサンピエトロ大聖堂を除くと、カトリックの大聖堂としてはセビリア大聖堂と並んで世界最大級である。ブルゴス大聖堂レオン大聖堂とともに、スペインゴシック様式の3大カテドラルの一つに数えられるほか、スペインのカトリックの総本山といわれる寺院である。この聖堂は、1226年に、フェルナンド3世の命により、かつてのローマ支配時代に宮殿があったところにフランスのブールジュの大聖堂を模して着工して、1493年に完成した。その後、アルフォンソ6世やアルフォンソ10世の時代に大規模な改築が行われ、16世紀に今の形になった。この大聖堂には、トレドゆかりの宮廷画家エル・グレコ(El Greco、1541~1614年)の「聖衣剥奪」、「十二使徒」の絵画があることでも知られている。

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世界大百科事典内のトレド大聖堂の言及

【ゴシック美術】より

…西ヨーロッパ中世後半におこなわれた美術。ロマネスク美術につぎ,その発展の結果として生まれ,12世紀中期から準備期に入り,13世紀にフランス,イギリスにおいて明確な様式として成立し,さらに西ヨーロッパ全土に波及し,つづく2世紀間に発展・変化して,15世紀初めからイタリアで形成されるルネサンス美術が代表する近世美術にとって代わられるまで存続した。ゴシックGothicの名称は,バザーリらルネサンスのイタリア人が中世建築を粗野な蛮族ゴート人Gothのもたらしたものとして非難したことに由来するが,19世紀以来,西ヨーロッパ中世美術の一様式をさす美術史上の用語として適用されるにいたった。…

※「トレド大聖堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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