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ドブネズミ Rattus norvegicus; Norway rat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドブネズミ
Rattus norvegicus; Norway rat

齧歯目ネズミ科。アジア中央部,シベリア南部が原産地と考えられているが,いまやクマネズミと並んで世界的に分布している。クマネズミが人家の天井裏などにすむのに対し,本種はその名のごとく下水,台所などを中心に生活している。耳が小さく,前に倒しても眼に届かないこと,尾が体長より短いことでクマネズミと区別される。体長 25cm,尾長 20cm内外,体重 200~500gと大型で,性質も荒く,次第に他のネズミを圧迫しているといわれる。雑食性で,ときに生きた小動物 (魚,昆虫類など) を捕食する。実験動物として用いられるダイコクネズミは本種が白化し家畜化されたもので,シロネズミあるいはラット (ラッテ) とも呼ばれている。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ドブネズミ

東京都中央区発行の「区民のためのねずみ防除読本」によると、体長は22~26センチ程度。植え込みや公園の地面、下水管などにすみつき、泳ぎを得意とする。魚肉を好むため、水産物を扱う築地市場に多く生息する。築地市場にはこのほか、体長15~20センチ程度で植物を好むクマネズミが生息する。

(2017-07-20 朝日新聞 夕刊 1社会)

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百科事典マイペディアの解説

ドブネズミ

シチロウネズミとも。齧歯(げっし)目ネズミ科。体長22〜26cm,尾17〜22cmの大型のイエネズミ。原産地はアジア中央部だが,現在はほとんど世界中に分布。日本でも全土に多い。
→関連項目ネズミ(鼠)

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栄養・生化学辞典の解説

ドブネズミ

 ネズミの一種で,都市に多い種.

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ドブネズミ
どぶねずみ / 溝鼠
brown ratNorway rat
[学]Rattus norvegicus

哺乳(ほにゅう)綱齧歯(げっし)目ネズミ科の動物。原産地は中国北部であるが、日本には600年以上前に渡来し、ヨーロッパには18世紀に侵入した。現在では世界中に分布する。水辺を好み、用水路や水田の周辺、港湾の埋立地、ごみ捨て場の周辺、下水溝、家畜舎の周辺や家屋内などで人間と共生している。頭胴長21~27センチメートル、尾長17~23センチメートル、体重は160~450グラム。目や耳は小さく、尾は頭胴より短い。体色は、体上面は灰褐色から赤褐色まで変化に富むが、体下面と手足は灰白色。夜行性で、一般に夏は屋外、冬は屋内で生活する。雑食性で、植物の茎葉や種子、魚貝類、昆虫、ミミズ、鳥卵などのほかに残飯、台所の生ごみ、家畜飼料、穀物なども食べる。性質は荒く、飼い鳥を襲ったり、乳飲み子や寝ている人をかじった例もある。妊娠期間は約21日で、1産6~14子を産む。生まれた直後の子は体重5~6グラム、赤裸で目は閉じている。生後2週間ほどで開眼し、餌(えさ)を食べ始める。4週齢で巣立ちし、3か月齢で親と同じ大きさになり、繁殖可能になる。寿命は2~3年。実験動物として医学生物学領域で広く使われているラットは、本種の畜用品種である。[土屋公幸]

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