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ドプシュ ドプシュDopsch, Alfons

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドプシュ
Dopsch, Alfons

[生]1868.6.14. ボヘミア,ロボジッツ
[没]1953.1.9. ウィーン
オーストリアの経済史家。ウィーン大学教授。特に中世初期の経済史研究にすぐれ,歴史の方法としては,経済発展段階説を批判し,古代末期と中世初期との文化の連続を主張した。オーストリア地域の史料を中心にグルントヘルシャフトの起源と構造の研究を行い,K.イナーマ=シュテルネックや K.ランプレヒトらの通説に反対した。主著『カロリング朝時代の経済発展』 Die Wirtschaftsentwicklung der Karolingerzeit (2巻,1912~13) ,『ヨーロッパ文化発展の経済的・社会的基礎』 Wirtschaftliche und soziale Grundlager der europäischen Kulturentwicklung (2巻,18~20) ,『世界史における自然経済貨幣経済』 Naturwirtschaft und Geldwirtschaft in der Weltgeschichte (30) 。

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百科事典マイペディアの解説

ドプシュ

オーストリアの中世史家。ボヘミアに生まれ,ウィーン大学教授となる。徹底した反理論的実証主義によって従来の通説を批判し,古代と中世の文化の連続,古ゲルマン領主制説を主張,多大の影響を与えた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ドプシュ【Alfons Dopsch】

1868‐1953
オーストリアの歴史家。ボヘミアのロボジッツ(プラハの北方)に生まれ,ウィーン大学に学び,終生同大学で中世史,オーストリア史,法・経済史を研究・教育し,史料編纂を行う。学風は徹底した実証主義と地域史の重視を特色とし,古代末期から中世末期までの広い分野について多くの業績を残す。古代から中世への過渡期を総合的に論じた大著《ヨーロッパ文化発展の経済的・社会的基礎》2巻(1918‐20,邦訳あり)はその主著。

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世界大百科事典内のドプシュの言及

【ローマ没落史観】より

…ローマ没落の問題をめぐって展開されたさまざまな歴史観の総称。ローマを一つの優れた文明・秩序の象徴とみなすローマ理念と相まって,ローマ没落が単に一帝国の消滅というにとどまらず,古代世界全般の崩壊,さらには文明一般の没落・交替の典型としてとらえられてきたため,この問題はローマ帝国盛衰原因論,古代文化没落原因論,古代中世境界論などの形で,おのおのの時代意識を反映させつつ多くの考察を生み出した。なお,この場合のローマとは通例いわゆる西ローマ帝国を指すが,没落原因論が多様であると同様,没落時期についても西ローマ帝国が消滅した476年という伝統的年代で一致しているわけではない。…

※「ドプシュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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