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ナミュール Namur

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナミュール
Namur

オランダ語ではナーメン Namen。ベルギー南部,ナミュール州州都ブリュッセルの南東約 60km,ムーズ川サンブル川合流点に位置する。戦略上重要な地点にあるためローマ時代以前から城塞がおかれ,908年のナミュール伯領以来,フランス,オランダ,ベルギーと,領有がたびたび変った。第2次世界大戦で被害をこうむったが,中世に建てられた城塞,16世紀の肉市場,18世紀のバロック様式の聖オーバン大聖堂など歴史的建築物や美術品が多く残っており,美術・観光都市として知られる。ガラス,紙,金属,皮革製品などの製造も行われる。人口 10万 3935 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

ナミュール(Namur)

ベルギー中南部、ナミュール州の州都。ワロン地方における商工業中心地。サンブル川とムーズ川の合流点に位置する。古くから交通の要衝を守る城砦が築かれ、17世紀以来、たびたび戦いの舞台となった。現在、城砦には庭園や博物館などがあり、市民の憩いの場になっている。

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百科事典マイペディアの解説

ナミュール

ベルギー中部の同名州の州都。ブリュッセル南東約55km,サンブル川とムーズ川の合流点にある。鉄製品・皮革・ガラス工業が行われる。第1次,第2次大戦で戦場となり,大被害を受けた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ナミュール【Namur】

ベルギー中部の同名州の州都。人口3万1000(1978)。ムーズ川とサンブル川の合流点に位置し,断崖に築かれた城砦跡を後方に控えた美しい小都市。炭田に近く,化学,機械,刃物皮革工業がある。小領邦ナミュール伯領の中心に形成された中世都市として,伯と市民との闘争の場となったが,近世からフランス革命期には戦略的要地として多くの攻防戦の舞台となった。第1次世界大戦では1914年8月22日のドイツ軍への英雄的抵抗で知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナミュール
なみゅーる
Namur

ベルギー中南部、ナミュール州の州都。人口10万5393(2002)。連邦を構成する三つの地域の一つ「ワロン地域」政府が置かれている。地方交易都市的な性格が強く、郊外に製紙、製粉、缶詰工業がみられる。サンブル川とムーズ川(マース川)の合流点に位置するため、河谷に臨む丘上の旧ナミュール伯の城跡が要塞(ようさい)化され、17世紀末以降多くの戦闘の舞台となった。第一次世界大戦中、対ドイツ抵抗運動の拠点であったが、ドイツ軍による爆撃で被害を受けた。河谷低地の市街には14世紀の鐘楼、サントーバン聖堂、考古博物館がある。
 ナミュール州は面積3666平方キロメートル、人口44万7775(2002)。フランスに接するワロン人地域である。河谷の工業地域を除くと農牧業が中心で、北部エズベイユ台地は小麦、テンサイ(サトウダイコン)が栽培され、河谷南側のコンドロ台地はカラスムギなど飼料作物栽培と肉牛飼育の混合農業地域、アルデンヌ高原は森林地帯であり、別荘地、観光保養地となっている。[川上多美子]

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