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ニコラウス[オートルクールの] Nicolaus de Ultricuria

世界大百科事典 第2版の解説

ニコラウス[オートルクールの]【Nicolaus de Ultricuria】

1300ころ‐1350ころ
フランスのスコラ神学者。フランス名Nicolas d’Autrecourt。パリ大学で哲学,神学を学んだが,1346年異端宣告を受け,バイエルンのルートウィヒ4世の宮廷に逃れたと伝えられる。認識の感覚起源説と矛盾律とを武器に,アリストテレスおよびアベロエス学派の立場を批判し,そのおもな学説は論証的確実性を有せず,蓋然的であるにすぎないと主張した。しばしば伝えられるところに反して,彼は因果律そのものを否定したのではなく,その論証可能性を否定したにすぎない。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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