ヌバ族(読み)ヌバぞく(英語表記)Nuba

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヌバ族
ヌバぞく
Nuba

スーダン南部,ヌバ丘陵地帯の住民の総称。言語,文化,形質的特性は多様であるが,一般に,ミレットトウモロコシ綿花などを栽培する農耕民で,ウシヒツジ,ヤギ,家禽なども飼養する。親族組織は,概して南部は母系的,その他の地域では父系的である。身体的な力が重視され,豊饒儀礼に関する闘技の勝利は,地位と威信を得る手段として,男性たちの人生観と行動体系の核になっている。近年イスラム化が進行している。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヌバぞく【ヌバ族 Nuba】

アフリカ北東部,スーダン共和国中部のコルドファン地方に住み,コルドファン語派に属する諸言語を話す民族。コルドファン語派にはカトラ,コアリブ,タゲリ,タロディ,トゥムトゥムの五つの下位語群が含まれ,総人口は約50万といわれるが,文化的には互いにそれほど異なってはいない。生活地域はヌバ丘陵といわれる山がちな環境で,ナイル峡谷に沿った人の移動に伴う文化の変容の影響をあまり受けずに,独自の文化を保持してきている。

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