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ハシビロガモ ハシビロガモAnas clypeata; northern shoveler

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハシビロガモ
Anas clypeata; northern shoveler

カモ目カモ科。全長約 50cm。雄は頭頸部が黒緑色,胸と肩羽の大部分は白色,脇と腹が栗色である。雌は全体に褐色。雌雄とも翼鏡は光沢のある緑色,雨覆は空色で,その名のようにが平たくて大きい。北アメリカ中部,北部,ユーラシア大陸の北部で繁殖する。日本では北海道で繁殖するものがあるほか,冬鳥(→渡り鳥)として全国各地の湖沼や池に多数渡来する。水面に嘴をつけてぐるぐると回るように泳ぎながら植物質の餌をあさる。巣は草むらの中につくり,7~14個の卵を産む。(→ガンカモ類

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百科事典マイペディアの解説

ハシビロガモ

カモ科の鳥。翼長24cm。雄は頭部が暗緑色で背は黒褐色,胸は白く腹と脇が栗色。雌は全体に褐色。幅広い大きなくちばしが特徴。北半球の寒帯から亜寒帯で広く繁殖し,冬季は温帯から熱帯で越冬する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハシビロガモ
はしびろがも / 嘴広鴨
shoveler
[学]Anas clypeata

鳥綱カモ目カモ科の鳥。ヨーロッパシベリア北アメリカなどの全北区で繁殖し、温帯からアフリカインド中央アメリカまでに渡り越冬する。日本でも普通にみられる種で淡水沼に渡来し、北海道では繁殖するものもある。嘴(くちばし)が長く先が幅広く、側方の櫛(くし)状の歯板が発達して、水面濾過(ろか)食の適応を示し、雌雄か2、3羽で円を描きながら水面採餌(さいじ)する習性があり、水生小動物を主食とする。全長45センチメートル。雄は頭部が緑黒色、胸と背が白く、わきから下胸が栗茶(くりちゃ)色、翼の雨覆(あまおおい)部は淡青色の目だつ羽色となり、虹彩(こうさい)は黄色、足は橙(だいだい)色である。雌はカモ類に共通の雌型羽色をしている。雄の声は低く、スコスコと聞こえる。南アメリカ南部、オーストラリア、アフリカ南部に嘴が同形の南半球種がある。[黒田長久]

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